Linux kernel 2.6.x 再構築手順 | Since: | 2006.01.08 | |
Last: | 2006.01.08 | ||
■環境情報 | |
OS: | CentOS 4.2 |
kernel: | 2.6.15 |
■入手先 | |
kernel.org | http://www.kernel.org/ |
2.6.15(2.6系kernel) | http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/ |
■kernelソースの取得と展開 | |
以下の手順で最新のkernelソースを取得し、所定の位置に展開してリンクを張り直す。 |
cd /usr/src wget http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/linux-2.6.15.tar.gz tar xfvz linux-2.6.15.tar.gz rm linux ln -s ./linux-2.6.15 linux |
■ディストリビューション付属kernelからの設定引き継ぎ | |
ディストリビューションに含まれているkernelは独自のチューニングが施してある為、現行環境を維持する為には設定を引き継く必要がある。 kernelの設定ファイルである.configをコピーし、makeコマンドにて設定の読み込みと設定内容の整合性調整をを行なう。 |
cd /usr/src/linux cp /usr/src/kernels/2.6.9-22.EL-i686/.config ./ make oldconfig |
新しいkernelにて追加された項目が表示されるため、必要なものを有効化する。 現状を維持する場合は全てEnterにて飛ばしても構わない。 |
■kernelパラメータの設定 | |
kernelパラメータの設定を行う。パラメータの設定はテキストベース、テキストメニューベース、Xベースの3パターンがあるため、使用環境に適したものを用いて設定を行う。 |
テキストベース | make config |
テキストメニューベース | make menuconfig |
Xベース | make xconfig |
■コンパイルとインストール | |
kernelパラメータの設定が完了した後、コンパイルとインストールを行う。 |
make make modules_install make install |
以上の手順で/boot配下に新しいカーネルがインストールされ、GRUBの設定が更新される。 |
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