MS-WindowsでSNMPを使用する Since: 2005.10.31
Last: 2005.10.31

■MS-Windows用SNMPエージェント導入
MS-Windows2000以降にはオプション項目としてSNMPエージェントが実装されている。これらは標準インストール時には導入がされないことから、システム稼働後に手動インストールが必要となる。



1. [コントロールパネル]の[プログラムの追加と削除]を起動し[Windowsコンポーネントの追加と削除]を選択する

2. [Windowsコンポーネントウィザード]の[監視とモニターツール]にチェックを入れる




3. [詳細]を押すとSNMPエージェントの導入オプション項目が表示される

4. [OK]を押すとインストールCDが要求され、SNMPエージェントが導入される




5. 導入が完了すると[サービス]にSNMP関連の項目が追加される




6. [SNMP Serviceのプロパティ]のセキュリティタブにてコミュニティIDの設定を行なう
  デフォルト値: public : 読み取りのみ



7. [追加]ボタンにて新たなコミュニティを設定する
  セキュリティレベルは選択肢より選び、コミュニティ名を設定する
  デフォルト値のコミュニティ名は不要であれば削除する





■SNMP Informantの導入
MS-Windows2000以降に実装されているSNMPエージェントは取得できる値が少なく、ネットワーク負荷以外のシステム状況の把握はほとんど行なえない。このため、システム関連値を取得できるようにSNMP Informantを導入する。

SNMP InformantはWindowsのSNMPエージェントにシステム関連値のMIBを追加するWTSC社製のソフトウェアである。
製品版(Advanced Agent)と無償版(Standard)があり、無償版はプロセッサ・メモリ・ディスク・ネットワークに関する値のみ追加される。

□導入
WTSC社サイトよりZIP圧縮されたファイルを取得し解凍すると下記のファイルが展開される。
インストール元バイナリを実行することでSNMP InformantのMIBが追加される。
一部環境においては導入直後にディスク関連の値を取得できない場合があるが、
その場合は付属ドキュメントの対処方法を実行し、システムを再起動することで正常に
取得できるようになる。

informant-std-14.exeインストール元バイナリ
readme.txt付属ドキュメント
MIB_Tree.txt追加されるMIBツリー一覧

□値の取得
SNMP Informantにて追加されるMIBは以下となる。



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