2009年8月31日 ???

リビング用PC作成(2)

リビングPC組み立ての続き。

前回までの作業にてAX300Hを分解して構造を把握したため、PC用筐体への改造を行います。
ATX仕様の筐体に改造するためにはバックパネルを取り付ける開口部が必要となるため、M/Bの浮かせ具合を加味した位置決めを行い、背面を切除しました。

電動工具は手持ちがないことから、当たりをつけたあとはひたすら手作業で切除します。構造材はスチール板でしたが、幸いにもさほど厚みが無かったため手作業でもどうにか加工できました。

◆バックパネル用開口部を作成
20090901_01.jpg

◆バックパネルをはめ込んだ状態
20090901_02.jpg

次の課題はM/Bの固定方法です。
筐体にはAH300H用の基盤固定ビスが付いていますが、規格が異なるため当然使用できません。

当初はAT仕様の時代使用されていたプラ製のスペーサーをホットボンドで固定する方法を考えていましたが、スペーサー自体を扱っている店がほとんど無く、代替品として金属製のスペーサーらしき部品を買ってみました。

◆金属製スペーサー?
20090901_04.jpg

そもそも、何に使用するものなのか分からないのですが、持ち上げてねじ止めできるという点では同じ用途に使用できそうです。
床面との接地面積が増えるように若干の加工をしたあと、ホットボンドで固定します。
固定位置はM/Bのねじ穴に合わせて底面にマーキングを行いました。

◆固定した状態・・・ホットボンド跡が汚いのは見ない方向で(^^;
20090901_03.jpg

AH300H用の固定ビスも金属製であったことからM/B底面と接触してショートする危険性を考慮し、こちらの上にもホットボンドを垂らして絶縁体としました。
さらに予防策として、M/Bと底面の間にはプラ板を挟んで絶縁体とします。

◆M/Bを取り付けた状態
20090901_05.jpg

M/Bをねじ止めしたところ、十分な強度で固定することができ、バックパネル越しに外からコネクタ接続をしても大丈夫であることを確認しました。

2009年8月30日 ???

UMPC購入

富士通のLOOX U/C40Nを購入しました。

20090830.png

来月末に旅行に行く際のお供に使う機材をどうするか悩んでいたのですが、紛失による情報の喪失と漏洩リスクを考えて既存機材は使わず、新調することにしました。
一時期、Intel Atomを搭載したネットブックの購入を検討した時期があり、その際に最も気になった機種が富士通のLOOX TypeUでした。大きさはもとより、タッチパネルや指紋認証を搭載し、モニターの180℃稼動などのギミックが満載でかなりツボなPCでした。

主用途はどこにでも持ち歩けるモバイルPCであるため、購入当初よりSSDへの換装を計画していました。
搭載されているHDDは1.8インチの40pin ZIFコネクタという仕様であることから選択できる製品が少なく、入手可能な製品となるとほとんどない状態でした。

購入した製品はPhotoFastのG-Monster V2の60GBモデルです。

20090830_1.png

ZIFコネクタは非常に小さいことから細かい作業が必要になりますが、換装作業はさほど難しくはないです。
換装したSSDは十分な容量があることからリカバリCDを起動するだけで再インストールも簡単に行え、2時間程度で利用可能な状態に復旧することができました。

換装の効果を知るにはベンチマークをするのが手っ取り早いので試してみました。

換装前
looxuc40_hdd.png

換装後
looxuc40_ssd.png

結果からすると、読み込み性能は2倍近く向上、連続書き込みは若干向上、ランダム書き込みの性能は大幅低下という結果になりました。性能面以外では、耐衝撃性と動作音の低減は達成されましたので、持ち歩きや寝ながらの利用の観点からは上々の結果となりました。

週末で一通り設定は終わったので、しばらくは持ち歩いていろいろ試しみます。

2009年8月28日 ???

flatpress日本語化

Flatpressは言語表示をパッケージ化できる仕組みを持っているため、多数の言語に対応しています。しかし、残念ながら日本語の言語パッケージは配布されていなかったため、適当に日本語パッケージを作ってみました。

fp-lang_ja-jp_10.zip

一部の説明文などは英文のままだが、基本的な箇所は和訳している。
ただし、時々正常に日本語が表示されず、「????」の様な表示になってしまうため、実用に耐える水準にするには更なる調整が必要です。

また、日付等を日本語表示にしてしまうとフォントサイズや表レイアウトが崩れるため、スタイルシートの改造が必要となりそうです。

2009年8月27日 ???

リビング用PC作成(1)

2ヵ月程前に37型の液晶TVを買いました。
最近のTVの例に漏れず、RGB x1 / HDMI x4とPCからの直接入力が可能な仕様です。(ダウンスキャンコンバータが必要であった時代から隔世の感があります!)
折角便利な機能がついているので、DVDプレイヤー兼映像ファイルの大画面再生用として、リビング用PCを作成することにしました。

まずは適当な筐体に安価なM/Bと余りモノのCPUを入れて、TVとの接続と出力の確認を行いました。

CPU : AMD Athlon64 X2 4850e
M/B : ASRock A790GMH/128M
ストレージ:OCZSSD2-1VTX30G(30GB SSD)

要求仕様段階で小型筐体に入れることを前提としていたためサイズ制限と消費電力制限がありましたので、拡張カードを使用しなくても必要な機能が確保できるように、購入当時では最高スペックのオンボードVGAを搭載したMicroATXサイズのM/Bを探しました。

画面出力はRGB/DVI-I/HDMIを持っている標準的な仕様でしたが、いざ使用してみるとHDMI出力時にある程度連続使用すると画面が表示されなくなる問題が発生しました。システムがハングアップしているわけではなかったので試行錯誤しましたが解決に至れず、結果DVI-IをHDMI変換して使用する変則的な使い方となりました。

また、起動時間の短縮・静音・消費電力の観点からストレージには常用系PCとしては初めてSSDを採用しました。
要求仕様は十分に満たすことができましたが、いかんせん容量が小さいため最終的には容量不足を補うためにデータ保管用としてHDDを一台追加する予定です。

総じて結果は良好であったので、試験は切り上げ本格的にリビング用PCの作成に着手します。

筐体は実家で過去数年間使用し、先日お亡くなりになったNEC製ホームサーバ AX300-Hを使用します。

寸法的には、高さは1.5U程度、幅と奥行きはATXのM/Bが収まる程度の寸法ですが、ドライブ類の取り付け部がある関係でM/BはMicroATXのサイズが限界となります。
汎用の3.5インチHDDとスリム型光学ドライブを1台ずつ取り付けられるスペースがあるため、これらを生かしつつ活用することとなります。また、電源は20pin ATX仕様ですが75Wしか出力が無いため、容量の大きい電源と交換する必要があります。

◆AX300Hの筐体(亡骸)
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◆筐体内部は二枚の基盤で構成され、中身はEPIA-5000らしい
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◆基盤を取り払うとそれなりのスペースがある
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◆フロントパネルの内側は専用品ならではの作りになっている
20090827_04.jpg

2009年8月26日 ???

ブログエンジン

PCサーバ運用関連の小ネタを書き留める場所が無かったので、ブログを使ってみる。

とにかく簡単に使えることを優先して、DBを使用しないブログエンジンをいくつか試してみている。
このブログのエンジンはFlatpressで、プラグインのみWordpress互換らしい。<そもそもWordpressを使ったことないのでなんとも・・・

インストールの簡単さと初っ端の見てくれの良さは結構いいかもしれない。
機能面はぼちぼち触りつつ調べる予定だが、日本語の情報がえらく少ないので、手探りで使うことになりそうな予感がする。