OS起動タイミングの調整について

複数台のサーバにてシステムを構築した場合、一斉起動時にタイムラグをつけて起動させたい場合がある。
ActiveDirectoryにてドメインを構成している場合などは、DCサーバを最優先で起動させ、DCが立ち上がった頃に他のサーバが起動する形が望ましい。
Windowsのブートローダーに設定を加えることでこの動きを実現させることが可能である。

設定手順

Windowsのブートローダー(NTローダー)は以下の箇所より設定が可能である。

[マイコンピュータ]のプロパティ
      ↓
[詳細設定]タブ
      ↓
[起動と回復]欄の[設定]

[起動と回復]ウィンドウの上半分がブートローダーの設定となる。

  • ブートローダーを表示させる ブートローダーを表示させるには、起動時の選択項目が最低二つは必要である。通常は現在稼動しているOSのみが表示されているため、[編集]ボタンを押して表示されるNTローダーの設定ファイルにダミーの項目を追記し、複数の起動選択肢がある状況を作り出す必要がある。
  • ブートローダーの表示時間設定 [起動と回復]ウィンドウ上の[オペレーティングシステムの一覧を表示する時間]項目で値を入力する、もしくは[編集]ボタンで表示される設定ファイルの[timeout]欄に秒単位で数値を入力することで、起動までのインターバルを設定することができる。
  • [boot loader]
    timeout=300
    default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS
    [operating systems]
    multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP  Professional" /fastdetect /NoExecute=OptIn
    multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="no boot dummy"

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Last-modified: 2007-03-19 (月) 02:26:54 (6246d)