CDPによる接続機器調査
http://extstrg.asabiya.net/pukiwiki/index.php?CDP%A4%CB%A4%E8%A4%EB%C0%DC%C2%B3%B5%A1%B4%EF%C4%B4%BA%BA手順 †
show cdp neighbors show cdp neighbors detail
CDPとは †
Cisco社製のルータやスイッチには,Cisco独自のプロトコルであるCDP(Cisco Discovery Protocol)が必ず実装されています。CDPはそのルータやスイッチに直接接続しているほかのCisco社製デバイスを見つけ,その状態を報告するためのプロトコルです。CDPを使うことにより,状態の確認やトラブルシューティングに役立ちます。
CDPはデータリンク層のプロトコルで,Cisco社製デバイスは定期的にCDPフレームをレイヤ2マルチキャストします。CDPフレームには自身の基本的な設定情報が入っています。この動作により,隣接のCisco社製デバイスの情報を入手します。CDPによる情報を見たい場合は,show cdpコマンドを使用します。
# show cdp ・・・ CDPの設定確認 (図8) # show cdp neighbors {detail} ・・・ CDPによる隣接するCisco社製デバイスの簡易状態確認(図9)
- {detail}
省略可能。detailを付けた場合は詳細な情報を見ることができる(図10)
隣接デバイスのIOSバージョンやIPアドレスはshow cdp neighbors detailでないと見ることができません。また,show cdp neighbors detailでは隣接デバイス全部が表示されてしまうため,一部だけを見たい場合は違うコマンド(show cdp entry {ホスト名})が必要です。
# show cdp entry {ホスト名} ・・・ CDPによる隣接するCisco社製デバイスの状態確認(図11)
- {ホスト名} 省略可能。ホスト名のデバイスの情報だけを確認できる。省略した場合または「*(アスタリスク)」を入れた場合は全デバイスの情報が表示される
つまり,show cdp entry(ホスト名省略)とshow cdp neighbors detailは同じ表示結果になります。
また,CDPを使用しないことも可能です。デフォルトでは使用する設定になっています。使用しない場合は,no cdp enableコマンドを使って使用しない設定にします。
(config-if)# no cdp enable ・・・ そのインタフェースでCDPを使用しない (config-if)# cdp enable ・・・ そのインタフェースでCDPを使用する(デフォルト)
どのインタフェースでCDPが使用可能になっているか,またその設定を見たい場合は show cdp interfaceコマンドを使用します(図12)。
# show cdp interface {インタフェースタイプ} {ポート番号} ・・・ インタフェース別のCDP情報表示
- {インタフェースタイプ} {ポート番号}
省略可能。指定したインタフェースの情報のみを確認できる。省略した場合は全インタフェースの情報を表示する
参考URL †
Last-modified: 2007-12-26 (水) 10:34:37 (5758d)