Pacemaker rsyslogのクラスタ

サーバ関連 目次

概要 †

rsyslogを使用してHA構成のsyslogサーバを構築する設定例。
Pacemaker付属のrsyslog用リソースエージェントは、既存のrsyslogとは異なるインスタンスを起動することを前提に作成されている。このため、OS標準のrsyslogからは独立した動作を行うことができるが、専用の設定ファイルを作成する必要がある。

設定 †

rsyslog用のリソースエージェントは以下の様に設定する。

• 書式

  ## Syslog Server (rsyslogd)
  primitive prm_rsyslog ocf:heartbeat:rsyslog \
         params \
         configfile="/etc/rsyslogd2.conf" \
         rsyslog_binary="/sbin/rsyslogd" \
         start_opts="-c5 -i /var/run/rsyslog.pid" \
         op monitor depth="0" interval="3s" timeout="60s" on-fail="restart" \
         op start interval="0s" timeout="90s" on-fail="restart" \
         op stop interval="0s" timeout="100s" on-fail="restart"

  
  

rsyslog用のリソースエージェントは以下の専用パメータを持つ。configfileの指定は必須であるが、その他のパラメータは未指定でも動作可能。

• rsyslog用パラメータ

  configfile	HAクラスタ用rsyslogdの設定ファイル
  rsyslog_binary	HAクラスタで使用するrsyslogdの実行ファイル
  start_opts	HAクラスタから起動する際のオプション

上記の設定後のgroup設定は他のリソースエージェントと同様に行う。