VMware監視機能 運用Tip

監視システム(NMS)
目次

概要 †

Zabbix 2.2より搭載されたVMware監視機能に関するTips。

Hypervisor関連 †

Hypervisorが自動登録されない †

アクセス権限不足 †

• 事象
  以下の事象が発生する。
  
  ・全てまたは特定のHypervisorが自動登録されない
  ・当該のHypervisor配下のVirtual Machineも自動登録されない
  
  

• 原因
  VMware監視に使用しているアカウントに、必要な権限が不足している。
  
  

• 対処
  
  • 確認事項
    VMware監視に使用しているアカウントにて、vSphere Clientにログインを行い、自動登録されないHypervisorとVirtual Machineが表示されるかを確認する。
    
    
  • 解決方法
    VMware監視に使用しているアカウントに適切なアクセス権限を付与する。
    
    

UUIDの重複 †

• 事象
  以下の事象が発生する。
  
  ・特定のHypervisorが自動登録されない
  ・当該のHypervisor名のホストグループは作成される
  ・当該のHypervisor配下のVirtual Machineは自動登録される
  
  

• 原因
  HypervisorのHardware UUIDが重複している場合に発生する。
  Hardware UUIDは機器構成が類似する場合に、同一のvCenter上でも重複する可能性がある。
  
  

• 対処
  
  • 確認事項
    登録されている全てのHypervisorのHardware UUIDを調査し、重複の有無を確認する。
    
    1. HypervisorにSSH接続する
    2. 以下のコマンドにてHardware UUIDを表示する
    

    # cat /etc/slp.reg | grep "hardwareUuid"
    
    hardwareUuid="03000200-0400-0500-0006-000700080009"

    
    
  • 解決方法
    HypervisorのHardware UUIDを変更する。
    環境により変更の可否が別れるため、全ての環境にて行える対処ではない。
    詳細は別記事（[BIOSのGUID(UUID)を変更 (AMIDMI.EXE)]） を参照のこと。
    
    
  • 参考
    ESX ホストの UUID が一意でない (2081638)

Virtual Machine関連 †