目次
VMwareESXiの死活・リソース監視を行うためのアイデアと試行結果。
vSphere Clientにてある程度の監視とリソース利用状況の可視化が可能だが、外部の統合監視ツールを使用した監視を模索する。
以下の監視項目について検討と試行を行う。
項目 | ステータス | 方式 |
死活監視 | 解決 | Ping、ポート応答監視にて対応 |
リソース監視 | 対応中 | SNMPを使用。vSphere CLIを使用する方式も検討中 |
プロセス監視 | 未着手 | |
ログ監視 | 未着手 |
VMware ESXi | 4.1 |
監視システム | ZABBIX 1.8.3 |
基本的にはpingによる応答監視にて対処可能。
ただし、複数のインターフェイスを持つ場合には通信経路の確保と個別の監視が必要となる。
外部からアクセスできるサービスについては、ポートの応答監視にて対応可能。
複数のNICで冗長化構成を取っている場合、IPアドレスの応答はあるがNICが死んでいる可能性がある。
これを検知するには、SNMPのifAdminStatus及びifOperStatusを使用する。
項目 | MIB | データタイプ |
NIC1 管理者向けステータス | ifAdminStatus.1 | 文字列 |
NIC1 操作ステータス | ifOperStatus.1 | 文字列 |
返値 | 説明 |
1 | 有効 |
2 | 無効 |
3 | テスト中 |
返値 | 説明 |
1 | 有効 |
2 | 無効 |
3 | テスト中 |
4 | 不明 |
5 | 活性化されていない |
6 | コンポーネントが提供されていない |
7 | 下位層がダウンしている |
SNMPを有効化することでIF-MIBの値が取得できるため、ネットワークトラフィック値を取得することが可能。
取得値はバイト単位の累積値となるため、取得後に差分抽出と8倍化(bit化)処理が必要。