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VMware ESXiをUSBメモリより起動させる作業手順。
USBメモリより起動させる利点は、ESXiの稼動条件を満たさない環境下においてもESXiを動作させられる(可能性がある)点である。
ESXiのインストーラは様々な稼動条件を課しており、これらをクリアできない環境ではそもそもインストールを行うことができない。特にストレージコントローラとネットワークカードの対応範囲が狭く、機器構成によってはインストール先ストレージを認識できない場合もある。
これらの環境においても、USBメモリを使用したESXiは稼動させることができる可能性がある。
本資料は以下の環境での動作実績を元に記載している。
VMwareESXi | Ver 4.0、4.0u1 |
型番 | メーカ | 容量 | 備考 |
USM4GL-L | Sony | 4GB | 起動可能。特に問題は発生していない |
MF-SU202GBK | Elecom | 2GB | 起動可能。起動後の3ware RAIDコントローラドライバの組み込みが失敗(容量不足?) |
CPU | AthlonX2 4850e |
M/B | ASRock A790GMH/128M |
RAM | 4GB |
Strage1 | AMD SB750(onboard) |
Strage2 | 3ware 9650SE-2LP(PCIe x1) |
NIC | Realtek RTL8111DL(onboard) |
備考 | オンボードNICを使用するためには、ESXiのイメージへの作業(oem.tgzの差し替え)が必要 |
CPU | Phenom II X4 905e |
M/B | Asus M3N32 WS |
RAM | 8GB |
Strage | 3ware 9690SA-8l(PCIe x8) |
NIC1 | Realtek RTL8111C(onboard) x2 |
NIC2 | Intel PRO/1000 MT Dual Port Server Adapter |
備考 | 起動時に不具合発生(詳細は後述)。起動後は正常に稼動 |
作業はESXiのイメージをUSBメモリへ書き込み、起動する流れとなる。
ESXiのイメージは900MB程度あるため、最低でも1GB以上の容量があるUSBメモリが必要。
ESXiのイメージ焼付けにはddコマンドかWinDDを使用する。