VMware ESXi iSCSIストレージの利用手順 のバックアップ(No.2)
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- VMware ESXi iSCSIストレージの利用手順 へ行く。
- 1 (2010-07-22 (木) 14:42:06)
- 2 (2010-07-22 (木) 15:25:00)
目次
概要 †
VMware ESXiでLinux上のiSCSIターゲットを利用した際の覚え書き。
環境情報 †
- iSCSIイニシエータ側
OS VMware ESXi 4.0 u2
- iSCSIターゲット側
OS CentOS 5.5 (32bit) iSCSI iSCSI Enterprise Target 1.4.20.1
制限事項 †
- 容量制限
ESXi 4.0ではiSCSIにてマウントできるディスクサイズは2TBまで。
- パーティションテーブルの制限
ESXi 4.0で扱えるパーティションテーブルはMBR方式のみ。GPT方式のパーティションテーブルではエラーが発生し、ファイルシステムの構築が行えない。
- iSCSIターゲットの制限
iSCSI Enterprise Target(iscsi-target)やLinux-iSCSI(tgtd)では、Linux上で作成したパーティションをiSCSIターゲットとすることができるが、ESXiではこれらの方式で作られたiSCSIターゲットを認識することができない。
エラー事例 †
Failed to get disk partition information †
- 発生事例
GPTパーティションをfdiskで編集したことにより、パーティションテーブルがMBR形式で上書きされて壊れた場合に発生。
- 復旧方法
GNU Partedを使用してパーティションテーブルをMBR方式で上書きする。
1) 対象ディスクを指定してpartedを起動
# parted /dev/sdc GNU Parted 1.8.1 /dev/sdc を使用 GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
2) パーティションテーブルを表示させる
以下の様な警告が表示されるので[No]を選択(parted) p 警告: /dev/sdc は GPT テーブルの存在を示す GPT の シグネチャを含んでいますが、持っているべき見せかけの msdosパーティションテーブルを持っていません。 おそらく壊れているのでしょう。GPT パーティションテーブル を理解しないプログラムが壊してしまったのかもしれません。 あるいは、GPTテーブルを自ら消していて、 msdos パーティションテーブルを使っているのかもしれません。 このテーブルはGPT パーティションテーブルですか? はい(Y)/Yes/いいえ(N)/No? n
3) パーティションテーブルの修復(MBR形式化)
mklabelコマンドを使用して修復を実行。(parted) mklabel msdos 警告: The existing disk label on /dev/sdc will be destroyed and all data on this disk will be lost. Do you want to continue? parted: invalid token: msdos はい(Y)/Yes/いいえ(N)/No? y 新しいディスクラベル? [gpt]? msdos
4) パーティションテーブルを表示
(parted) p モデル: AMCC 9650SE-12M DISK (scsi) ディスク /dev/sdc: 500GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B パーティションテーブル: msdos 番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
Unable to create Filesystem please see VMkernel log for more details †
- 発生事例
パーティションテーブルをGPT方式に設定した場合に発生。
- 復旧方法
前述のパーティションテーブルをMBR形式に修正することで解消。