パーティションテーブルの再読み込み のバックアップ(No.2)
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- パーティションテーブルの再読み込み へ行く。
- 1 (2020-07-04 (土) 16:23:08)
- 2 (2021-05-02 (日) 01:40:08)
目次
概要 †
パーティションテーブルの再読み込み手順。
RAIDアレイの再構築、通常とは異なる手順での新規パーティションの作成を行った際に必要となる、パーティションテーブルの再読み込みを行う必要がある。
手順 †
パーテイションテーブルの再読み込み †
hdparmコマンドを使用して再読み込みを行う。
- 書式
hdparm -z /dev/DEV
- 例
# ls /dev/sdc* /dev/sdc /dev/sdc1 # hdparm -z /dev/sdc # ls /dev/sdc* /dev/sdc
ディスクラベルの修正 †
ディスクアレイの容量増加などを行った際に認識させる方法。
パーティションテーブルを破棄せずに10TBのアレイを30TBに作り直した際、OS上のパーティションテーブルの情報が古い状態を維持してしまい、正しい容量を認識出来なくなった。
- 状況
/dev/sdaのアレイを作り直したが、OS側では古いパーティションテーブルの記録が残されている。
# ls -la /dev/sda* brw-rw---- 1 root disk 8, 48 1月 10 22:52 2021 /dev/sda brw-rw---- 1 root disk 8, 49 1月 10 22:52 2021 /dev/sda1 brw-rw---- 1 root disk 8, 50 1月 10 22:52 2021 /dev/sda2 brw-rw---- 1 root disk 8, 51 1月 10 22:52 2021 /dev/sda3 brw-rw---- 1 root disk 8, 52 1月 10 22:52 2021 /dev/sda4
Partedではエラーが発生
# parted /dev/sda GNU Parted 2.1 /dev/sda を使用 GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。 (parted) p エラー: /dev/sda: ディスクラベルが認識できません。
- ラベルの再設定
ディスクのラベルをGPTで再作成する。
# parted /dev/sda (parted) mklabel gpt
ラベルの再設定でエラーは表示されなくなるが、ディスクの容量は10TBのままで認識されている。
(parted) p モデル: AMCC 9650SE-12M DISK (scsi) ディスク /dev/sda: 10000GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B パーティションテーブル: gpt 番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
- ラベルの修正
Partedを一度抜けて入り直し、再度表示を実行するとブロック数の修正が行われる。
# parted /dev/sda
(parted) print all 警告: /dev/sda で利用可能な領域の一部が利用されていません。GPT を修正して全ての領域を利用可能にするか(39062497280 ブロック増えます)、このままで続行することができますが、どうしますか? parted: 不正なトークンです: all 修正/Fix/無視(I)/Ignore? Fix モデル: AMCC 9650SE-12M DISK (scsi) ディスク /dev/sda: 30.0TB セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B パーティションテーブル: gpt 番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
修復の完了後、正常な容量で認識される。
(parted) print all モデル: AMCC 9650SE-12M DISK (scsi) ディスク /dev/sda: 30.0TB セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B パーティションテーブル: gpt