目次~
#contents

**概要 [#c1c3ee4b]
Linuxにて複数のNICを束ね冗長化・負荷分散を行う手順。


**環境情報 [#beeec6ea]
|OS|CentOS 5.3|
|NIC|Intel PRO/1000 MT QuadPort ServerAdapter|
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**作業方針 [#a9532b53]
4ポートNICを使用し、1つの論理NICを構成する。~
設定の手順は以下となる。~
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-1) bondingドライバの組み込み~
-2) bondingポートの設定~
-3) NICとbondingポートの紐付け~

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**bondingドライバのパラメータ [#j21828ce]

bondingモジュールにて使用できるパラメータの一覧は次の通りです。 ~

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mode= — bondingモジュールに許可された 4つのポリシーの中から1つを指定します。このパラメータに有効な値は次の通りです。~

-0 —~
耐障害性と負荷バランシングに対するラウンド ロビン ポリシーを設定します。ボンディングされたスレーブインターフェイスは使用できるものから順に、送受信を順次行ないます。~

-1 —~
耐障害性に対するアクティブ バックアップ ポリシーを設定します。最初に使用できるボンディングされたスレーブインターフェイスによって送受信が行なわれます。ボンディングされた他のスレーブインターフェイスはアクティブなスレーブインターフェイスが失敗した場合のみ使用されます。~

-2 —~
耐障害性と負荷バランシングに対する XOR (exclusive-or)ポリシーを設定します。この方法では、インターフェイスによって1スレーブ NIC の MACアドレスと受信要求の MACアドレスが適合されます。このリンクが確立されると、最初に使用できるインターフェイスから送信を順次行ないます。~

-3 —~
対障害性用のブロードキャストポリシーを設定します。全ての送信は、全てのスレーブインターフェイスで送られます。~

-4 —~
IEEE 802.3ad ダイナミックリンク集合ポリシーを設定します。同じスピードとデュープレックス設定を共有する集合グループを作成します。アクティブな集合体内の全てのスレーブ上で送信と受信をします。そして802.3ad 対応のスイッチを必要とします。~

-5 —~
対障害性とロードバランシング用の送信ロードバランシング (TLB)ポリシーを設定します。外部への送信は、各スレーブインターフェイス上の現在のロードに従って配信されます。受信は現在のスレーブにより受け付けられます。もし受信するスレーブに障害があるともう一つのスレーブが問題のスレーブの MAC アドレスを引き取ります。~

-6 —~
対障害性とロードバランシング用のアクティブロードバランシング (ALB)を設定します。IPV4 通信用の送信および受信ロードバランシングを含んでいます。受信のロードバランシングは ARP ネゴシエーションによって達成されます。~

-miimon= —~
MIIリンク監視の実行頻度を指定します。(ミリ秒単位) NICがアクティブかを確認するのにMIIが使用されるため、高い可用性が必要になる場合便利です。~
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【参考】~
[[Red Hat Enterprise Linux 4: リファレンスガイド:http://www.redhat.com/docs/manuals/enterprise/RHEL-4-Manual/ja/ref-guide/s1-modules-ethernet.html]]
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