目次

概要

Mondo Rescueを使用した、バックアップ・リストア手順。

環境

CPUAMD E350
M/BASUS E35M1-M Pro
Memory8GB
Graphicson board
RAID HBA3ware 3W-8006-2LP(PCI-X / 32bit動作)
HDD250GB HTS545025B9A300 x2(RAID1 250GB)
NIC1RTL8111E(on board)
NIC2Intel PRO/1000 PT Server Adapter(PCIe)
NIC3Intel PRO/1000 MT Dual Port Server Adapter(PCI-X)
OSCentOS release 6.5
Mondo Rescuemondo-3.0.4-1.rhel6.x86_64

バックアップ手順

コマンドラインよりバックアップを行う。
バックアップ中にディスクへの書き込みが行われると不整合が発生する可能性があるため、バックアップの実行前には主要デーモンを手動で停止するか、ランレベル1に切り替えてから実行する。
バックアップ結果はISOイメージとして保存される。

  • 書式(ISOイメージでバックアップ)
    mondoarchive -Oi -g  -L -N -s [ISOファイルのサイズ] -d [出力先DIR] -9 -S [作業用DIR] -T [テンポラリDIR] -E [バックアップ除外DIRリスト] -p [出力ファイル名]
  • 実行例
    実行条件は以下とした場合の例。
    ・DVD用ISOイメージ(4.48GB)で作成
    ・/homeに出力
    ・作業用ディレクトリは/tmp
    ・テンポラリディレクトリは/tmp
    ・/dataと/homeをバックアップ対象から除外
    ・ファイル名はHOSTNAME_YYYYMMDD.iso
    mondoarchive -Oi -g -L -N -s 4480m -d /home -9 -S /tmp -T /tmp -E '/data|/home' -p `hostname`_`date +%Y%m%d`


OSインストール直後にバックアップを実行し、所要時間30分、データサイズ1.6GBであった。
バックアップ後、ISOイメージをメディアに焼いてバックアップディスクを作成する。

リストア手順

エラー対策

29071 Segmentation fault

バックアップの実行時に発生。
lzopがインストールされていない場合に発生するため、lzopのパッケージを導入することで解消できる。

リストア後、ログインできない

SE Linuxが有効化されたシステムをバックアップした場合に発生する。
複製の際にラベル情報が適切に複製出来ないことが原因(らしい)

対策1

SE Linuxを無効にした上でバックアップを作成する。

  • SE Linuxを無効に設定
    バックアップを作成する前に、/etc/selinux/configの以下を変更し、OSの再起動を行う。
    【修正前】SELINUX=enforcing
    【修正後】SELINUX=disabled

対策2

リストア後、以下の手順でラベルを修復する。

  • OS起動時のパラメータを変更
    GRUBよりOSを起動する際に、kerne行に以下の文言を追加してSE Linuxを無効にする。
    enforcing=0
  • OS起動後、ラベルを復旧
    OS起動後、以下のコマンドを実行する。
    fixfiles restore
  • OSを再起動する

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