SSHにてchrootを行う方法

概要

sshにて接続するユーザをchrootするにはsshの設定を行うのではなく、chroot対象のユーザアカウント作成時の設定にて実現する。
useraddコマンドに-dオプションを付けてホームディレクトリを指定する際に末尾に「./」を付けることでユーザからはホームディレクトリがルートに見えるようになる。
このユーザはホームディレクトリより上の階層には移動できないため、ホームディレクトリに/bin等のディレクトリを作成し、コマンド類をコピーしておく必要がある。

手順

  • 1. chrootユーザ用ホームディレクトリを作成
mkdir /home/chroot
mkdir /home/chroot/bin
mkdir /home/chroot/sbin
  • 2. chrootユーザアカウントの作成
groupadd [group]
useradd [user] -g [group] -d /home/chroot/./
passwd [user]
  • 3. ホーム領域の権限設定
chown -fR [user].[group] /home/chroot/
chmod -fR 700 /home/chroot/

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