VLANを設定する(改定版) のバックアップ(No.2)
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- 1 (2017-01-22 (日) 14:26:26)
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- 3 (2017-01-22 (日) 20:29:37)
目次
概要 †
CentOS(5.x、6.x、7.x)にてインターフェイスにタグVLANを設定する手順。
設定手順 †
VLANの有効化 †
/etc/sysconfig/networkに以下の設定を行い、VLANを有効化する。
VLAN=yes VLAN_NAME_TYPE=DEV_PLUS_VID_NO_PAD
VLAN_NAME_TYPEはVLAN名の記述書式を定義しており、設定値は以下となる。
設定値 | 表記 |
VLAN_PLUS_VID | vlan0100 |
VLAN_PLUS_VID_NO_PAD | vlan100 |
DEV_PLUS_VID | eth0.0100 |
DEV_PLUS_VID_NO_PAD | eth0.100 |
インターフェイスの設定 †
以下はeth0にVLAN 100を付与場合の設定例。
物理インターフェイスの設定 †
/etc/sysconfig/network-scripts配下のインターフェイス設定ファイルに以下の内容を設定する。
- ifcfg-eth0
DEVICE=eth0 BOOTPROTO=none ONBOOT=yes TYPE=Ethernet HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx
設定項目 備考 DEVICE インターフェイスのデバイス名を指定 BOOTPROTO noneに設定することで、アドレスを付与しないでインターフェイスを起動する ONBOOT 自動起動を有効化 TYPE インターフェイスのタイプを指定 HWADDR インターフェイスのMACアドレスを指定。CentOS 5.x系では起動タイミングでインターフェイスがずれる事象が発生することがあるため設定を入れておくこと。(CentOS 6.x以降はudevにて制御できるため、記載しなくても問題はない)
VLANインターフェイスの設定 †
/etc/sysconfig/network-scripts配下にVLANとIPアドレスの設定ファイルを作成する。
ファイル名はVLAN IDと連動しているため、他の名称に変更することはできない。
下記の事例では、VLAN 100をeth0に割り当て、172.16.2.250/16のアドレスを付与している。
- ifcfg-vlan100
DEVICE=vlan100 BOOTPROTO=statics PHYSDEV=eth0 IPADDR=172.16.2.250 NETMASK=255.255.0.0 NETWORK=172.16.0.0 ONBOOT=yes
設定項目 備考 DEVICE VLANインターフェイスを指定 BOOTPROTO staticsを指定 PHYSDEV VLANを付与するインターフェイス名を指定 IPADDR インターフェイスに付与するIPアドレスを指定 NETMASK インターフェイスに付与するIPアドレスのマスクを指定 NETWORK インターフェイスに付与するIPアドレスのネットワークアドレスを指定 ONBOOT 自動起動を有効化