目次

概要

CentOS(5.x、6.x、7.x)にてインターフェイスにタグVLANを設定する手順。

設定手順

VLANの有効化

/etc/sysconfig/networkに以下の設定を行い、VLANを有効化する。

VLAN=yes
VLAN_NAME_TYPE=DEV_PLUS_VID_NO_PAD


VLAN_NAME_TYPEはVLAN名の記述書式を定義しており、設定値は以下となる。

設定値表記
VLAN_PLUS_VIDvlan0100
VLAN_PLUS_VID_NO_PADvlan100
DEV_PLUS_VIDeth0.0100
DEV_PLUS_VID_NO_PADeth0.100


インターフェイスの設定

以下はeth0VLAN 100を付与場合の設定例。

物理インターフェイスの設定

/etc/sysconfig/network-scripts配下のインターフェイス設定ファイルに以下の内容を設定する。

  • ifcfg-eth0
    DEVICE=eth0
    BOOTPROTO=none
    ONBOOT=yes
    TYPE=Ethernet
    HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx

    設定項目備考
    DEVICEインターフェイスのデバイス名を指定
    BOOTPROTOnoneに設定することで、アドレスを付与しないでインターフェイスを起動する
    ONBOOT自動起動を有効化
    TYPEインターフェイスのタイプを指定
    HWADDRインターフェイスのMACアドレスを指定。CentOS 5.x系では起動タイミングでインターフェイスがずれる事象が発生することがあるため設定を入れておくこと。(CentOS 6.x以降はudevにて制御できるため、記載しなくても問題はない)

VLANインターフェイスの設定

/etc/sysconfig/network-scripts配下にVLANとIPアドレスの設定ファイルを作成する。
ファイル名はVLAN IDと連動しているため、他の名称に変更することはできない。
下記の事例では、VLAN 100をeth0に割り当て、172.16.2.250/16のアドレスを付与している。

  • ifcfg-vlan100
    DEVICE=vlan100
    BOOTPROTO=statics
    PHYSDEV=eth0
    IPADDR=172.16.2.250
    NETMASK=255.255.0.0
    NETWORK=172.16.0.0
    ONBOOT=yes

    設定項目備考
    DEVICEVLANインターフェイスを指定
    BOOTPROTOstaticsを指定
    PHYSDEVVLANを付与するインターフェイス名を指定
    IPADDRインターフェイスに付与するIPアドレスを指定
    NETMASKインターフェイスに付与するIPアドレスのマスクを指定
    NETWORKインターフェイスに付与するIPアドレスのネットワークアドレスを指定
    ONBOOT自動起動を有効化

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