目次

概要

ZABBIX 2.2(2.1.7)以降にはVMware監視の機能が実装されている。
ZABBIX Serverに専用のプロセス(VMwareCollector)が実装され、シンプルチェックとローレベルディスカバリ(LLD)の組み合わせにより、vCenter配下のHypervisor、Virtual Machineを監視対象として登録することかできる。

当ページの執筆段階(2013年10月)ではZABBIX 2.2はリリースされておらず、ZABBIX 2.1.7を用いて試験している。

設定

ZABBIX Serverに以下の設定を行い、サービスの再起動を行う。
プロセス数、キャッシュサイズの妥当値が分からないため、適当に設定している。

  • zabbix_server.conf
    StartVMwareCollectors=5
    VMwareFrequency=60
    VMwareCacheSize=32M

監視テンプレート

以下のテンプレートが追加されている。

Template Virt VMwarevCenter用テンプレート
Template Virt VMware Guest仮想マシン用テンプレート
Template Virt VMware HypervisorHypervisor(ESX/ESXi)用テンプレート

ホスト登録

vCenterのみホスト登録を行い、vCenter配下のHypervisor及び仮想マシンはLLDにより自動的に登録される。

  • ホスト設定
    ホスト名任意の名称
    エージェントのインターフェースvCenterのIPアドレス
    テンプレートTemplate Virt VMware

テンプレートにて必要となる以下のマクロをホストに登録する。

  • ホスト設定(マクロ)
    {$USERNAME}vCenterにアクセスするユーザ名
    {$PASSWORD}同上のパスワード
    {$URL}vCenterのSDKにアクセスするためのURL
  • ホスト設定(マクロ:設定例)
    {$USERNAME}root
    {$PASSWORD}【PASSWORD】
    {$URL}https://【vCenterのIP Address】/sdk

vCenter配下のホスト登録

vCenter配下のホストは自動的に登録される。
登録されたホストは以下のホストグループ内に収容される。

HypervisorsHypervisor用グループ
Virtual machines仮想マシン用グループ
(vm)仮想マシン用グループ
Hypervisor名のグループHypervisor配下の仮想マシン用グループ


vCenterホストを起点に登録されたHypervisorと仮想マシンの例。

zabbix2.1.7_vmware.png


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