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目次~
#contents
**概要 [#ed3029f0]
ZABBIX 2.2(2.1.7)以降にはVMware監視の機能が実装されている。~
ZABBIX Serverに専用のプロセス(VMwareCollector)が実装され、シンプルチェックとローレベルディスカバリ(LLD)の組み合わせにより、vCenter配下のHypervisor、Virtual Machineを監視対象として登録することかできる。~
~
当ページの執筆段階(2013年10月)ではZABBIX 2.2はリリースされておらず、ZABBIX 2.1.7を用いて試験している。~
監視の動作原理は、専用のプロセス(VMwareCollector)にてvCenter(またはESXi)よりAPI経由で指定間隔(VMwareFrequency)で情報を一括取得してメモリ(VMwareCache)上に格納し、格納された情報から各アイテムが値を収集する方式である。~
このため、監視対象のvCneter(またはESXi)へのアクセスは最小限に抑える構造となっている。~
~
**設定 [#i4f4c28b]
**ZABBIX Server設定 [#i4f4c28b]
ZABBIX Serverに以下の設定を行い、サービスの再起動を行う。~
プロセス数、キャッシュサイズの妥当値が分からないため、適当に設定している。~
-zabbix_server.conf
StartVMwareCollectors=5
VMwareFrequency=60
VMwareCacheSize=32M
**監視テンプレート [#yd3648d7]
|BGCOLOR(#CCCCCC):項目|BGCOLOR(#CCCCCC):初期値|BGCOLOR(#CCCCCC):内容|
|StartVMwareCollectors|0|VMware監視を行うプロセス起動数。VMware監視を使用するには"1"以上の値を設定(vCenter 1台につき1プロセス程度見ておけば良いと推定される)|
|VMwareFrequency|60|vCenterから情報を収集する間隔の設定。監視項目の最小監視間隔以下に設定する。(初期値でも問題はないと思われる)|
|VMwareCacheSize|8|vCenterから収集したデータを蓄積するメモリサイズ。監視対象の規模により値を調整する必要がある。|
**監視設定 [#yd3648d7]
***監視テンプレート [#v5354854]
以下のテンプレートが追加されている。~
|Template Virt VMware|vCenter用テンプレート|
|Template Virt VMware Guest|仮想マシン用テンプレート|
|Template Virt VMware Hypervisor|Hypervisor(ESX/ESXi)用テンプレート|
**ホスト登録 [#e0acfc5d]
**vCenter監視 [#h92cbfa7]
***ホスト登録 [#e0acfc5d]
vCenterのみホスト登録を行い、vCenter配下のHypervisor及び仮想マシンはLLDにより自動的に登録される。
-ホスト設定~
|ホスト名|任意の名称|
|エージェントのインターフェース|vCenterのIPアドレス|
|テンプレート|Template Virt VMware|
テンプレートにて必要となる以下のマクロをホストに登録する。
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-ホスト設定(マクロ)~
|{$USERNAME}|vCenterにアクセスするユーザ名|
|{$PASSWORD}|同上のパスワード|
|{$URL}|vCenterのSDKにアクセスするためのURL|
-ホスト設定(マクロ:設定例)~
|{$USERNAME}|root|
|{$PASSWORD}|【PASSWORD】|
|{$URL}|https://【vCenterのIP Address】/sdk|
**vCenter配下のホスト登録 [#w3ee61a3]
***vCenter配下のホスト登録 [#w3ee61a3]
vCenter配下のホストは自動的に登録される。~
登録されたホストは以下のホストグループ内に収容される。~
|Hypervisors|Hypervisor用グループ|
|Virtual machines|仮想マシン用グループ|
|(vm)|仮想マシン用グループ|
|Hypervisor名のグループ|Hypervisor配下の仮想マシン用グループ|
~
vCenterホストを起点に登録されたHypervisorと仮想マシンの例。~
~
&ref(zabbix2.1.7_vmware.png);