iSCSI tgtd 運用Tips のバックアップ(No.1)

• バックアップ一覧
• 差分 を表示
• 現在との差分 を表示
• ソース を表示
• iSCSI tgtd 運用Tips へ行く。
  • 1 (2021-05-08 (土) 22:33:51)

目次

#contetns

概要 †

CentOS6とtgtdの運用に関するTips。

設定 †

複数のLUNを指定する方法 †

targets.conf(もしくはconf.d配下の設定ファイル)にて、一つのiSCSI Targetに複数のLUNを設定する場合の記述方法。

target>セクションはiSCSI Target全体に共通する設定（アクセス制限など）を記述。

backing-store>セクションにLUN毎の設定を記述し、複数の<backing-store>セクションを記述することで、複数のLUNを定義する。

• サンプル

  ## Name   : iSCSI Low-Speed Array
  ##
  ## Device : HDD / RAID1
  ## Date   : 2021/05/08
  ##
  
  <target iqn.2021-05.net.asabiya:local-fs.low-speed>
    initiator-address 10.55.10.0/24
    write-cache on
    <backing-store /dev/sdd>
      scsi_id IET01-01
      lun 1
    </backing-store>
    <backing-store /dev/sdc>
      scsi_id IET01-02
      lun 2 
    </backing-store>
  </target>
  
  # EOF

トラブル対応 †

iSCSI targetの設定が反映されない †

通常は設定ファイルの編集後、サービスを再起動することで設定が反映される。
しかし、接続中のイニシエータがある場合にはサービスの停止に失敗し、更に別のプロセスとしてtgtdが起動してしまう場合がある。

• 実行例

  # /etc/init.d/tgtd restart
  
  SCSI target daemon を停止中: initiators still connected    [失敗]
  SCSI target daemon を起動中:                               [  OK  ]
  
  # ps axf | grep tgt
  
  3994 ?        Ssl  351:20 tgtd
  3995 ?        S      0:06  \_ tgtd
  1682 ?        Ss     0:00 tgtd
  1683 ?        S      0:00  \_ tgtd

この様な状態に陥った場合には、サービスの制御でtgtdを停止した後に、残ったtgtdを明示的にkillして停止させる。

• 実行例

  # /etc/init.d/tgtd stop
  SCSI target daemon を停止中:                               [  OK  ]
  
  #  ps axf | grep tgt
  1740 pts/0    S+     0:00                      \_ grep tgt
  3994 ?        Ssl  351:20 tgtd
  3995 ?        S      0:06  \_ tgtd
  
  # kill -9 3994
  
  #  ps axf | grep tgt
  1893 pts/0    S+     0:00                      \_ grep tgt