**手順 [#hc0026df]
show cdp neighbors
show cdp neighbors detail
**CDPとは [#j0932dbe]
Cisco社製のルータやスイッチには,Cisco独自のプロトコルであるCDP(Cisco Discovery Protocol)が必ず実装されています。CDPはそのルータやスイッチに直接接続しているほかのCisco社製デバイスを見つけ,その状態を報告するためのプロトコルです。CDPを使うことにより,状態の確認やトラブルシューティングに役立ちます。~
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CDPはデータリンク層のプロトコルで,Cisco社製デバイスは定期的にCDPフレームをレイヤ2マルチキャストします。CDPフレームには自身の基本的な設定情報が入っています。この動作により,隣接のCisco社製デバイスの情報を入手します。CDPによる情報を見たい場合は,show cdpコマンドを使用します。~
# show cdp ・・・ CDPの設定確認 (図8)
# show cdp neighbors {detail} ・・・ CDPによる隣接するCisco社製デバイスの簡易状態確認(図9)
-{detail}~
省略可能。detailを付けた場合は詳細な情報を見ることができる(図10)~
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隣接デバイスのIOSバージョンやIPアドレスはshow cdp neighbors detailでないと見ることができません。また,show cdp neighbors detailでは隣接デバイス全部が表示されてしまうため,一部だけを見たい場合は違うコマンド(show cdp entry {ホスト名})が必要です。~
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# show cdp entry {ホスト名} ・・・ CDPによる隣接するCisco社製デバイスの状態確認(図11)
-{ホスト名} 省略可能。ホスト名のデバイスの情報だけを確認できる。省略した場合または「*(アスタリスク)」を入れた場合は全デバイスの情報が表示される~
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つまり,show cdp entry(ホスト名省略)とshow cdp neighbors detailは同じ表示結果になります。~
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また,CDPを使用しないことも可能です。デフォルトでは使用する設定になっています。使用しない場合は,no cdp enableコマンドを使って使用しない設定にします。~
(config-if)# no cdp enable ・・・ そのインタフェースでCDPを使用しない
(config-if)# cdp enable ・・・ そのインタフェースでCDPを使用する(デフォルト)
どのインタフェースでCDPが使用可能になっているか,またその設定を見たい場合は show cdp interfaceコマンドを使用します(図12)。~
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# show cdp interface {インタフェースタイプ} {ポート番号} ・・・ インタフェース別のCDP情報表示
-{インタフェースタイプ} {ポート番号} ~
省略可能。指定したインタフェースの情報のみを確認できる。省略した場合は全インタフェースの情報を表示する~
**参考URL [#e01aaed5]
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20051128/225286/