**MS-DOS 6.2Jのインストール手順 [#z597cfe7]
#Contents

**インストール用FDイメージの作成 [#wc691da3]
VMwareServerには物理FDDを使用したインストールをサポートする機能があるが、今回はMS-DOSのインストールディスクをイメージファイル化して使用する。~
FDのイメージを作成はdd.exeを使用することで手軽に行なうことができる。

-[[FDイメージの作成(dd.exe)]]

**事前事項 [#f6979961]
使用するインストールメディアがアップグレード専用のメディアであったため、事前にシステムを転送したディスクを作成する多少イレギュラーなインストール方法となる。~
(IBM-DOS J5.0/Vも所持しており、ライセンス上は問題はない)

**システム転送済みHDDの作成 [#c8b0b76f]

-インストールディスクイメージのマウント~
仮想マシンの設定画面より[Floppy]を選択し、[Use floppy image]を選択する。~
&ref(DOS17.png);
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-ディスクイメージの選択~
マウントするディスクイメージを選択する。~
&ref(DOS18.png);
----~

-起動~
仮想マシンの電源を入れ、Floppyから起動する。(キーボードは[半角/全角]を選択)~
&ref(DOS19.png);
----~

-インストーラー起動~
MS-DOSのインストール画面が起動する。~
&ref(DOS20.png);
----~


-インストーラーの停止~
[F3]キーを押してインストールを中止する~
&ref(DOS21.png);
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-CUI画面表示~
インストーラーが終了し、コマンド入力画面に切り替わる。~
&ref(DOS22.png);
----~

***パーティションの作成 [#de8c7a77]

-fdisk実行~
仮想ディスク上にパーティションを作成する為、fdiskを起動する。~
&ref(DOS24.png);
----~


-パーティション作成~
[1]を選択し、Enterを押す~
&ref(DOS25.png);
----~


-基本領域の作成~
[1]を選択し、Enterを押す~
&ref(DOS26.png);
----~


-パーティションサイズの指定~
全容量を割り当てる場合は[Y]を入力する。~
サイズを指定する場合、DOSは最大2GBまでのパーティションしか作成することができない点に注意すること。~
&ref(DOS27.png);
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-システム再起動~
仮想マシンに[Ctrl + Alt + Delete]コマンドを送り再起動する。~
&ref(DOS28.png);
----~

***パーティションのフォーマット [#y26a6ac1]

-再びインストーラーを起動し、[F3]を押してインストーラーを終了させる~
[次へ]~
&ref(DOS29.png);
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-パーティションのフォーマット~
コマンドラインからformatコマンドを実行してC:\ドライブをフォーマットする。~
&ref(DOS30.png);
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***システムの転送 [#he35511d]

-起動可能にするためシステムを転送する~
コマンドラインからsysコマンドでC:\ドライブにシステムデータを転送する~
&ref(DOS31.png);
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-システム再起動~
仮想マシンに[Ctrl + Alt + Delete]コマンドを送り再起動する。~
&ref(DOS32.png);
----~

**MS-DOS インストール [#m748abcf]

-インストーラーを起動~
再びインストーラーを起動し、作成したパーティションにMS-DOSをインストールする。~
&ref(DOS33.png);
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-置き換えの確認~
先程転送したシステムの置き換えを確認される為、置き換えを選択する。~
&ref(DOS34.png);
----~

***システム設定 [#vf23f5de]

-システム設定~
特に変更する必要は無い~
&ref(DOS35.png);
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-システム設定2~
インストール場所等の設定。~
コンベンショナルメモリ節約のため、日本語FEPはインストールしない。
&ref(DOS36.png);
----~

-インストール開始~
Enterを押してインストールを開始する。~
&ref(DOS37.png);
----~

***インストールディスクの交換 [#l37ac05b]

-ディスクイメージの交換1~
インストールFDは6枚あるため、画面の様なディスクの交換を要求される。~
&ref(DOS38.png);
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-ディスクイメージの交換2~
仮想マシンのタブを右クリックし、[Settings]を選択する。~
&ref(DOS39.png);
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-ディスクイメージの交換3~
仮想マシンの設定画面からFloppyのイメージを差し替える。~
&ref(DOS40.png);
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-ディスクイメージの交換4~
読み込むディスクイメージを選択する。~
&ref(DOS41.png);
----~


-インストール続行~
Enterを押してインストールを続行する。~
&ref(DOS43.png);
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-インストール完了1~
Enterを押して先に進める。~
&ref(DOS44.png);
----~


-インストール完了2~
Enterを押して先に進める。~
&ref(DOS45.png);
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***インストール直後の作業 [#g703b2b6]

-再起動~
再起動を促されるが、インストール直後の設定状態ではMS-DOSが稼働しない。~
この問題を解決するためには再度インストーラを起動する必要があるため、インストールディスクの1枚目をマウントした後に再起動を行なう。~
&ref(DOS46.png);
----~

-コマンド実行~
前述の手順にてインストールを中断し、C:\CONFIG.SYSの編集を行なう。~
C:\DOS直下にEDIT.EXEがあるため、以下のコマンドを実行する。~
 C:\DOS\EDIT C:\CONFIG.SYS
&ref(DOS47.png);
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-EMM386のコメントアウト~
VMware上ではEMM386が使用できない為、config.sysで読み込まれた瞬間ハングアップする。~
対策はEMM386を使用しないようにEMM386を読み込んでいる行をコメントアウトする。~
-変更前
 DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE
-変更後
 rem DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE
 【変更前】DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE
 【変更後】rem DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE
&ref(DOS48.png);
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-JDISPのパラメータ追加~
VMware上ではJDISP.SYSが正常に動作しない為、config.sysで読み込まれた直後から画面が表示されなくなる。(実質的にハングアップ)~
対策としてJDISP.SYSを読み込んでいる行で読込時のパラメータを追加する。~
-変更前
 DEVICE=C:\DOS\JDISP.SYS
-変更後
 DEVICE=C:\DOS\JDISP.SYS /HS=LC
 【変更前】DEVICE=C:\DOS\JDISP.SYS
 【変更後】DEVICE=C:\DOS\JDISP.SYS /HS=LC
&ref(DOS49.png);
----~

-再起動~
設定の変更が完了したらインストールFDのイメージをアンマウントし、再起動を行なう。
&ref(DOS50.png);
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***インストール完了 [#x41a632f]

-起動~
正常に起動することを確認する。~
&ref(DOS52.png);
----~

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