*apcupsdによるUPS制御 [#ca51b612]
#Contents

**環境情報 [#p288bc87]
-RedhatLinux 8.0 (kernel 2.4.31)~
-apcupsd:3.10.18~
-SmartUPS 1400 RMJ~

**配布元 [#e45ca0dc]
-apcupsd~
http://www2.apcupsd.com/

**apcupsdインストール手順 [#w9bbc9a5]
apcupsdをソースよりインストールする。

 wget http://nchc.dl.sourceforge.net/sourceforge/apcupsd/apcupsd-3.10.18.tar.gz
 tar xfvz apcupsd-3.10.18.tar.gz
 cd apcupsd-3.10.18
 ./configure --enable-cgi --with-cgi-bin=/usr/local/apache/cgi-bin --with-libwrap=yes --enable-master-slave
 make
 make install

**環境設定 [#i7220132]
apcupsdの設定を行なう。~
設定ファイルは/etc/apcupsd配下にインストールされており、動作設定は/etc/apcupsd/apcupsd.confに記述を行なう。~
最低限動作させる為には下記の項目を設定する必要がある。~

-UPSCABLE~
UPSとの接続に使用するケーブル種を設定。APC純正ケーブルの場合はコネクタ部に型番の刻印があるので確認。~
~
-UPSTYPE~
UPSのタイプを設定。接続するUPSがどのタイプであるか分からない場合は「smartups」を選択し、起動時に発生するエラーから適正なモデルを判断する。~
~
-ONBATTERYDELAY~
UPSがバッテリ駆動に切り替わってから画面上に警告を表示するまでの時間を秒で設定。~
~
-BATTERYLEVE~
UPSのバッテリ残量が指定値(パーセント)以下になった場合にシステムのシャットダウンを実行する。~
UPSのバッテリ残量を計測できる機種でのみ有効。~
「-1」を指定するとバッテリ残量によるシャットダウン機能は無効となる。~

-MINUTES~
バッテリ稼動可能な予想時間が指定値(分)以下になった場合にシステムのシャットダウンを実行する。~
UPSの予測残り時間を測定できる機種でのみ有効。~
「-1」を指定すると予測残り時間によるシャットダウン機能は無効となる。~
~
-TIMEOUT~
バッテリ動作に切り替わってから何秒後にシステムのシャットダウンを実行するかを設定。~
「0」を指定するとシャットダウン機能は無効となる。~
~

**動作制御 [#cafab5e7]
起動用スクリプトはmake installの段階で所定位置に設置される。~
/etc/rc配下のスクリプトにより起動・停止制御とUPSのステータス表示を行うことが可能である。また、apcupsdに引数で設定ファイルを指定して実行することも可能である。正常に動作しない場合にapcupsdを直接実行し、出力されるエラー内容から設定ミスを判断することができる。~
~
起動スクリプトはステータス表示を行なうことも可能である。この機能はデーモン起動直後は正常に動作しないが、数分待つことで正常に動作するようになる。~


-デーモンの実行(スクリプト)~
 /etc/init.d/apcupsd start

-デーモンの実行(コマンド)~
 /sbin/apcupsd -f /etc/apcupsd/apcupsd.conf

-UPSのステータス表示~
 /etc/init.d/apcupsd status


**アクセス制御~ [#w97fce84]
**アクセス制御 [#w97fce84]
configure実行時に --with-libwrap=yes を指定した場合はTCP-Wrapperを使用したアクセス制限が可能となる。 /etc/hosts.allowに下記要領でアクセス許可設定を行う。~

 vi /etc/hosts.allow
 
 apcupsd : 127.0.0.1

アクセス制限によりステータスが表示できない場合は下記のエラーとなる~

 # /etc/init.d/apcupsd status
 FATAL ERROR in apcaccess.c at line 251

**CGIによる監視 [#ja561c0e]
configure実行時に --enable-cgi --with-cgi-bin=[HTTPD CGI PATH] を指定した場合はCGIによるステータス監視が有効化され、WebブラウザからのUPS監視が可能となる。~

-CGI有効化~
 --enable-cgi
-CGIインストール先~
 --with-cgi-bin=[HTTPD CGI PATH]

-multimon.cgi~
管理対象UPS一覧~
~
-upsstats.cgi~
負荷状態等のグラフ表示~
~
-upsfstats.cgi~
/etc/init.d/apcupsd statusの実行結果~

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