hddtempによる温度測定

目次

概要 †

hddtempを用いた温度測定方法。

インストール手順 †

ソースの入手 †

hddtempのソース本体とDBをダウンロードする

wget http://download.savannah.gnu.org/releases/hddtemp/hddtemp-0.3-beta15.tar.bz2
wget http://www.guzu.net/linux/hddtemp.db

コンパイルとインストール †

ダウンロードしたソースをコンパイルする。
コンパイル時にはDBの格納場所を指定する。
インストール先は/usr/local/sbinの配下となる。

tar xfvj hddtemp-0.3-beta15.tar.bz2
cd hddtemp-0.3-beta15
./configure --with-db-path=/etc/hddtemp/hddtemp.db
make
make install

DBを所定位置に保管する。

mkdir /etc/hddtemp
cp hddtemp.db /etc/hddtemp

操作方法 †

コマンドとして実行 †

摂氏で測定を行う。

• 書式
  

  hddtemp --unit=C /dev/sd[]
  hddtemp --unit=C /dev/hd[]

• 例(S.M.A.R.T対応で温度測定が可能な場合)

  # hddtemp --unit=C /dev/sda
  /dev/sda: Hitachi HTS543232A7A384: 36°C

• 例(S.M.A.R.T対応しているが、温度測定に対応していない場合)

  # hddtemp --unit=C /dev/sda
  WARNING: Drive /dev/sda doesn't appear in the database of supported drives
  WARNING: But using a common value, it reports something.
  WARNING: Note that the temperature shown could be wrong.
  WARNING: See --help, --debug and --drivebase options.
  WARNING: And don't forget you can add your drive to hddtemp.db
  /dev/sda: CFD SiliconHardDisk                       0°C or °F

ZABBIXから実行する †

ZABBIX Agentのリモートコマンドとsystem.runを使用してhddtempを実行する。

• zabbix_agent.conf

  EnableRemoteCommands=1

アイテムはsystem.runを使用する。
日本語環境でhddtempを実行すると摂氏の記号が含まれてしまうため、コマンド実行前に言語をASCIIに変換する。
数値データのみ取得する必要があるため、awkにて出力結果を加工をしている。（cutでも同様の対応が可能）

• アイテム設定
  

  説明	HDD Temp (/dev/sda)
  タイプ	Zabbixエージェント
  アイテムキー	system.run[export LANG=C ; /usr/bin/hddtemp /dev/sda | awk '{print $4}']
  データ型	数値（整数）
  データ形式	10進数

参考 †

• 公式サイト
  http://www.guzu.net/linux/hddtemp.php