目次

概要

ファイルサーバの容量増加と機能追加を目的としたストレージ増強作業の資料。
2008年に構築した2.1TB 2アレイのファイルサーバは性能面での問題は無いものの、構築時のリサーチ不足などから容量の無駄(*1)やRAIDコントローラへの信頼性低下(*2)、空き容量の低下(2TB強を消費)、ネットワークの不安定化(*3)などの問題を抱えたまま、2年間運用した。
特にRAIDコントローラの信頼性低下は深刻な問題であったため、代替となるRAIDコントローラを入手できたタイミングでストレージの入れ替えに踏み切ることとした。

(*1)750GB x8であれば本来5.2TBの容量だが、当初はシステムドライブ化を想定して2TB以内に収める、750GB x4 x2という変則的な構成となった
(*2)CIPRICOのコントローラは非常に性能が良いのだが、熱に弱く故障が頻発した(3枚購入して、3ヶ月で3回故障)。さらにメーカーが倒産したらしく、先々のサポートが無い点も不安材料である。また、管理ツールが専用ソフトである上に、動作が不安定であるなどの問題もある。
(*3)結果からすると、オンボードNICが不安定であり、これが原因でSSHが切断されるなどの不具合が発生していた。

環境情報

新旧の環境の差異は以下の通り。

新規機材

3Ware 9650SE-12ML

PCIe x8接続の12ポートRAIDコントローラ。中古ではあるが、12ポート製品とは思えない価格で入手できた。(¥40,000)
3Ware製品はドライバがオープン化されKernelにも組み込まれているため、Linuとの相性は非常に良い。また、Web管理画面(3DM2)は通常のメンテナンスで必要となる機能を全て提供しており、専用のクライアントツールの導入が不要な点も運用面からは優れている。
SATAのコネクタは比較的一般的な4 to 1のケーブルで、付属品として付いてきたものはドライブ側に固定用のロック機構を備えた製品であった。
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Intel PRO/1000 MT QuadPort ServerAdapter

PCI-X接続の4ポートGbEコントローラ。こちらも中古で、安価に入手できた。(¥9,800)
アレイへの読み書き込み速度が200MB/sec(1.6Gbps)程度であることから、ファイルサーバとして性能を引き出すためには3.2Gbps程度のネットワーク帯域が必要となる。このため、1Gbpsのインターフェイスを4本束ねたチーミングを行い、必要となる帯域を確保する。
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WestanDigital WD20EARS

HDDは667GBプラッタの最新モデル(2010/7現在)で値ごろ感が高いWestan DigitalのWD20EARS(2TB)を6本使用する。(¥8,980 x6)
WD20EARSは4KiBセクタのAdvanced Format Drives (AFDs)を使用した製品で、2010年現在の時点ではLinuxで素のまま使う場合にパフォーマンスの低下などの問題が発生することが判明している。(使用結果は後述)
今回はRAIDコントローラを介してRAID5として使用するため、6本で実行容量10TBとなる。
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次 → 10TBストレージ構築 No.2 アレイ構築


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Last-modified: 2025-03-16 (日) 23:18:41