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VMwareServerからESXiへ乗り換えるにあたり、ESXiの代替環境を構築する必要に迫られたので低コストでESXiの2台目を調達することとした。
コストの面からは構築コストだけではなくランニングコスト(電気・空調代)も考慮に入れ、省電力なシステム構成を目指してみた。
性能とコスト面から以下の機材を調達した。
本当はメモリを8GBは乗せたいのだが予算的に苦しいため、まずは値ごろ感の高い2GBx2の計4GBで当座は凌ぐ事とした。予算が確保できたら4GBモジュールを順次入れて行き、最終的には16GBを目指すことを考えている。
使用するシャーシはIBM x330を魔改造した1Uシャーシ。
元々はAtom 330を入れて録画サーバに使用していたシャーシであるが、しばらくはラックから外してESXiのテスト環境として使用していた。
通常電源を入れた状態でもMicroATXまでは余裕で搭載できるスペースがあり、ACアダプタ電源が使用できれば更に拡張カードを2枚まで搭載することができる。
今回はACアダプタ電源で動いたことから、写真の様にスカスカな状態となった。
ボードの固定は生えているねじ穴で固定し、ばら売りされていた筐体用の足をM/B側に取り付けて支える構造としている。また、安全を考えてM/Bの裏には絶縁材(プラ板)をはさみ、基盤と筐体の接触を防ぐ構造とした。
唯一問題となったのが、背面パネルのVGAアダプタの位置である。
完全に筐体と干渉する位置に来てしまい、アナログRGBでの利用ができなくなってしまった。とりあえずは手持ちのHDMIケーブルとDVI-I変換コネクタでモニタに直結させたのだが、KVMスイッチを使った運用を考えるとなんらかの対策が必要である。
USBメモリはバックパネル側のコネクタへ接続すると破損の危険性があるため、M/Bから生えている端子にコネクタを取り付けて接続する方式とした。
ACアダプタ電源はいつかどこかで手に入れた80W品を使用。
かなり年季が入っており、コンデンサがいい感じに膨らんでいるのでそろそろ寿命を迎えそうな雰囲気である。
大した効果は期待できないが、ファンの空気を直接受ける位置に取り付けてみた。
管理コンソールとVMの通信用にはオンボードのNICを使用するが、iSCSI接続には専用のNICを用意することとした。
友人から安く譲ってもらったIntel Pro/1000MT DesktopAdapterをライザーをつけて取り付ける。
ボードの固定は筐体が備えている機構を使用するため、中空でもしっかりと固定されている。このあたりの精度の高さはIBM製筐体の強みといえる。
RTL8111系をサポートできるように改造したESXiのイメージをUSBメモリに書き込み、差し込んで起動。
特に何も設定をしていないのだが、USBメモリから起動し、ESXiも普通に立ち上がってきた。
NICは期待通り何事も無く認識され、オンボードのSATAコントローラもストレージコントローラとして認識しているためそのままHDDを接続しても使用できそうである。
実はこの段階ではESXi 1号機はiSCSIに接続できず四苦八苦していたのだが、2号機は何事も無く普通に接続することができた。おかげで、iSCSIターゲット側には問題が無いことが分かったのだが、1号機が接続できないことには仮想マシンの移動ができず、目下悩み中である・・・(2010/7/21現在)
試行錯誤の結果、iSCSIが使用できない原因はNICにあることが判明した。
ESXiで認識できるNICであっても、コントローラチップによってはiSCSIが利用できないケースがある。(iSCSIストレージに対してpingは通るが、LUNを認識できない)
現時点で可否の確認ができているNICは以下となる。(2010/7/30現在)
| 認識可 | Intel 82571GB | Intel PRO/1000 PT Server Adapter |
| 認識可 | Intel 82545 | Intel PRO/1000 MT Dual Port Server Adapter |
| 認識可 | Broadcom BCM5700 | 3Com 3C996-T |
| 認識不可 | RealTeck RTL8111DL | オンボードNIC |
データストアとして登録したiSCSIストレージの初期化も正常に完了でき、処理途上で電源不足に陥る心配も今のところは起きていない。
あとは、仮想マシン稼動時とローカルストレージを接続した状態で電源問題が発生しなければ完成となる。