hddtemp インストール手順	Since:	2004.11.10
		Last:	2004.11.12

■目次

環境情報

hddtemp インストール手順

hddtemp 実行

非対応ドライブ対策

SNMPとの連携

■環境情報
OS:	Vine Linux 2.6r1
hddtemp:	0.3-beta12	http://www.guzu.net/linux/

■hddtemp インストール手順

配布元よりtar.bz2形式のソースを取得し、コンパイルインストールを行なう。 HDDデータベースファイル（hddtemp.db）は初期状態では保管場所として /usr/share/misc が指定されているが、下記例では保管場所を /etc 配下に変更している。

wget http://www.guzu.net/linux/hddtemp-0.3-beta12.tar.bz2 bunzip2 hddtemp-0.3-beta12.tar.bz2 tar xfv hddtemp-0.3-beta12.tar cd hddtemp-0.3-beta12 ./configure --with-db-path=/etc/hddtemp.db make make install cd /etc wget http://www.guzu.net/linux/hddtemp.db

■hddtemp 実行

実行ファイルは /usr/local/sbin に配置される。 測定は対象のデバイスファイル名を引数に指定する。

# hddtemp /dev/hda /dev/hda: ST340016A: 40℃

■非対応ドライブ対策

SMART対応ではあるが、hdtemp.dbに情報が登録されていないドライブの検査を行なうと、以下のような警告メッセージが表示される。

# hddtemp /dev/hdc WARNING: Drive /dev/hdc doesn't appear in the database of supported drives WARNING: But using a common value, it reports something. WARNING: Note that the temperature shown could be wrong. WARNING: See --help, --debug and --drivebase options. WARNING: And don't forget you can add your drive to hddtemp.db /dev/hdc: WDC WD2000BB-00DWA0: 34・ or ・

上記の表示結果ではモデルナンバー表示と温度測定(赤色部分)はできていることから、SMART対応ドライブであるがhddtemp.dbに情報が無いだけであると分かる。 この様な場合はhddtemp.dbに情報を追加することで警告表示を抑制できる。 hddtemp.dbへのHDD情報登録はhddtempをデバッグモードにて動作させ、値を取得するフィールドを調査する必要がある。

# hddtemp -D /dev/hdc

出力結果は以下となる。 このHDDの場合は赤文字行（194）の値を使用するが、全てのHDDがこの行に温度情報を持つ訳ではない。 このため、実温度と比較して適正と思われる行を温度として使用する。

================= hddtemp 0.3-beta12 ================== Model: WDC WD2000BB-00DWA0 field(1) = 0 field(3) = 204 field(4) = 77 field(5) = 3 field(7) = 0 field(9) = 97 field(10) = 0 field(11) = 0 field(12) = 76 field(194) = 47 field(196) = 3 field(197) = 0 field(198) = 0 field(199) = 0 field(200) = 0

hddtemp.dbへの登録情報は以下となる。

"WDC WD2000BB-00DWA0" 194 C "Western Digital Caviar 200GB Special Edition 2MB"

登録後の再実行結果は以下となる。

# hddtemp /dev/hdc /dev/hdc: WDC WD2000BB-00DWA0: 36℃

■SNMPとの連携

snmpdとの連携用に以下のスクリプトを作成。 使用は自己責任でお願いしますm(__)m

hddtemp.sh

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