sendmail 送信メールのFromアドレス、エンベロープ中のReturn-Pathを変更する

sendmailを用いると、標準設定では送信したメールのFromアドレスは

user@host.domain.ac.jp

のようになってしまいます。これを

user@domain.ac.jp

のようにしたい場合は、/etc/mail/freebsd.mcに以下の行を加えてsendmail.cfを作成します。

FEATURE(`masquerade_envelope')
FEATURE(`masquerade_entire_domain')
MASQUERADE_AS(`domain.ac.jp')

masqueradeは、書き換えを意味します。

MASQUERADE_AS(`domain.ac.jp')

書き換えを行うことを指示するとともに、書き換え先がdomain.ac.jpであることを指定します。

FEATURE(`masquerade_envelope')


メールのエンベロープのホスト名を書き換えることを指定します。

FEATURE(`masquerade_entire_domain')


domain.ac.jp以下のホスト名について全て書き換えを行うことを指示します。 この結果、host.domain.ac.jpからsendmailを用いて送出したメールは、 From:, Return-Path: などのフィールドがdomain.ac.jpに自動的に書き換えられます。メールを受信した人にホスト名などの不要な情報を見せずに済みます。


なお、このようにReturn-Path:を書き換えたメールに対して返信されたメールは、宛先がuser@domain.ac.jpとなって送られて来ます。 user@domain.ac.jp宛のメールが正しく受信できるように自分のドメインのDNSと、メールホストを正しく設定しておく必要があります。

ドメインdomain.ac.jp宛てのメールを受け取るようにするには、

LOCAL_DOMAIN(`domain.ac.jp')

を追加します。


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Last-modified: 2007-12-27 (木) 02:03:54 (5965d)