Linuxkernel 2.6系 SRPMビルド手順

SRPMによるカーネル再構築手順 †

環境 †

• CentOS5
• Kernel 2.6.9

配布元 †

• CentOS用SRPM配布元
  http://mirrors.kernel.org/centos/

公式サイトには最新版のファイルのみ保管されている為、過去のバージョンが必要な場合は以下のサイトを利用する。

• 独立行政法人　理化学研究所
  ftp://ftp.riken.jp/Linux/centos/

再構築手順 †

カーネルのSRPMを入手

wget http://mirrors.kernel.org/centos/4.5/updates/SRPMS/kernel-2.6.9-55.0.2.EL.src.rpm

SRPMをインストールし、設定をビルドする。

rpm -ivh kernel-2.6.9-55.0.2.EL.src.rpm 
cd /usr/src/redhat/SPECS/
rpmbuild -bp --target i686 kernel-2.6.spec

管理用にバージョン表記を行う

cd /usr/src/redhat/BUILD/kernel-2.6.9/linux-2.6.9/
vi Makefile 

• 変更前

  EXTRAVERSION = -prep

• 変更後

  EXTRAVERSION = -2.6.9-NEW

コンパイル †

• 設定の読み込み

make mrproper
cp configs/kernel-2.6.9-i686.config .config
make oldconfig

• コンパイル

  make
  make modules_install
  make install

再起動時の注意 †

起動時のデフォルトカーネルは古いカーネルとなっている。
新しいカーネルが正常に起動することを確認したら、/boot/grub/grub.confに新しいカーネルが起動するように設定を行う。