MRTG設定ファイル作成手順
http://extstrg.asabiya.net/pukiwiki/index.php?MRTG%C0%DF%C4%EA%A5%D5%A5%A1%A5%A4%A5%EB%BA%EE%C0%AE%BC%EA%BD%E7MRTG設定ファイル作成手順 †
MRTGの設定と環境構築 †
MRTGは監視対象毎に設定ファイルを作成し、それらをMRTG実行ファイルに読み込ませて出力結果を作成する動きをする。このためMRTG本体の設定ファイルは存在せず、監視対象毎の設定ファイルが監視対象の数と同数作成されることとなる。
また、これらの他に監視対象毎の設定ファイルを元に、閲覧時のインデックスとしてHTML形式のファイルを生成する必要がある。
これらはMRTGに標準添付されたスクリプトを使用することで雛型を生成できるが、自動生成にて作成される設定はネットワークインターフェイス毎のトラフィック統計のみとなる。環境構築時にはこの雛型ファイルを元に必要となる統計項目の設定を追記して必要な値の取得を行う。
MRTGは機器毎の設定ファイルの他に統計結果ログとWebインターフェイスにて閲覧するグラフとHTMLファイルが生成され、監視項目数に比例して増えていくことから、構築前にディレクトリ構成の設計が重要となる。
設定ファイルの生成 †
設定ファイル生成は /usr/local/mrtg-2/bin/cfgmaker にて行う。
cfgmakerは引数で与えられた対象に合わせた設定ファイルを標準出力に出力するため、リダイレクトを使用してファイルに書き出す必要がある。実行する際の書式は下記となる。
- cfgmaker
/usr/local/mrtg-2/bin/cfgmaker [コミュニティ名]@[対象IPアドレス] > [出力ファイル名]
- 実行例
/usr/local/mrtg-2/bin/cfgmaker public@127.0.0.1 > localhost.cfg
自動生成される設定ファイルは雛型でありそのままでは使用できない。
この雛型でMRTGを稼動させるためには最低限出力先の記述変更が必要である。
インデックスファイルの生成 †
インデックスファイル生成は /usr/local/mrtg-2/bin/indexmaker にて行う。
cfgmakerは引数で与えられた設定ファイルを元にインデックスファイルの内容を標準出力に出力するため、リダイレクトを使用してファイルに書き出す必要がある。実行する際の書式は下記となる。
- indexmaker
/usr/local/mrtg-2/bin/indexmaker [設定ファイル] > [出力ファイル名]
- 実行例
/usr/local/mrtg-2/bin/indexmaker localhost.cfg > index.html
MRTG実行 †
MRTGの実行は /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg に引数として設定ファイルを指定する形で行う。一回の実行で一つの監視対象の情報を収集するため、監視対象が複数ある場合は数分の回数実行する必要がある。実行する際の書式は下記となる。
- mrtg
/usr/local/mrtg-2/bin/mrtg [設定ファイル]
- 実行例
/usr/local/mrtg-2/bin/mrtg localhost.cfg
尚、最初の3回までの実行は過去のログファイルが存在しないとエラーが出るが、これは無視してよい。4回以上実行してもエラーが発生する場合は設定ファイルに不備があると思われる為、設定内容の見直しが必要である。