Nmapに認識されるポートの6つの状態

  • open
    このポートでは、アプリケーションがTCPコネクションやUDPパケットをアクティブに受け入れている。多くの場合、ポートスキャンの第一の目的は、この種のポートを見つけることである。セキュリティを重視する人なら、openポートが攻撃者の通り道になることをご存知だろう。攻撃者やペンテスト実施者は、このopenポートの弱点を突こうとする一方で、管理者は正規ユーザの利用を妨げることなく、これらのポートをファイアウォールで閉じたり防御したりしようとする。また、Openポートを見ると、ネットワーク上で利用可能なサービスが何かわかるので、セキュリティスキャン以外でも興味を引かれるポートである。
  • closed
    closed(閉じた) ポートは、アクセス可能(Nmapのプローブパケットを受信したり応答したりする)だが、そこで受信待機しているアプリケーションはない。この種のポートは、あるIPアドレスでホストが稼動中であることを確認する場合(ホスト発見やpingスキャン)や、OS検出の一環として役に立つ場合もある。 closedポートは到達可能なので、後にその一部が開放された場合は、スキャンの対象になる可能性がある。管理者がこの種のポートもファイアウォールでブロックすることを検討する場合もあるだろう。そうなると、これらは次で述べるfiltered(フィルタあり)状態として見えるようになる。
  • filtered
    Nmapは、このポートが開いているかどうかを判別できない。なぜなら、パケットフィルタのせいで、プローブがポートまで到達できないからである。このフィルタ処理は、ファイアウォール専用機器、ルータのルール、ホストベースのファイアウォールソフトなどで実行できる。これらのポートからは情報がほとんど得られないので、攻撃者の企てを阻むことになる。場合によっては、タイプ3コード13(destination unreachable(宛先到達不能):通信が管理上の理由で禁止されている)などのICMPエラーメッセージを返すこともあるが、応答しないでプローブを破棄するだけのフィルタのほうがはるかに多く使われるようになっている。この場合、Nmapは、プローブが破棄されたのはフィルタリングではなくてネットワークの混雑のせいと見なして、再試行を数回行わざるを得なくなるので、スキャンの進行速度が格段に落ちる。
  • unfiltered
    unfiltered 状態とは、ポートにはアクセス可能だが、そのポートが開いているか閉じているかをNmapでは判別できないことを意味する。ポートをこの状態に分類できるのは、ファイアウォールルールを解読するのに使われるACKスキャンだけである。unfilteredポートのスキャンをその他のスキャンタイプ、例えば Windowスキャン、SYNスキャン、FINスキャンなどで行うと、ポートが開いているかどうかを決めるのに役立つ場合もある。
  • open|filtered
    Nmap がポートをこの状態に分類するのは、対象のポートが開いているかフィルタ処理されているかを判別できない場合である。openポートからの応答がないタイプのスキャンには、こうしたケースが発生する。また、応答がないことは、プローブやそれが引き出した応答をパケットフィルタが破棄したことを意味する場合もある。そのためNmapは、対象のポートがopenなのかfilteredなのかを確実に見分けることができない。UDP、IP プロトコル、FIN、Null、Xmasなどのスキャンは、ポートをこの状態に分類する。
  • closed|filtered
    この状態は、ポートが閉じているかフィルタ処理されているかを、Nmapが判断できない場合に用いられる。IPID Idleスキャンにのみ使用される。

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Last-modified: 2009-03-19 (木) 11:08:15 (4896d)