概要

Realtek社のデバイスドライバはソースコードの配布が行われている。
このため、Realtek社サイトよりソースコードをダウンロードし、使用する環境に合わせてコンパイルして使用する。

CentOS5などの一部OSではRTL8111をRTL8169として認識し、不適切なドライバが組込まれる事がある。
このドライバが組込まれると接続が安定しない・インターフェイスの初期化に失敗するなどの問題が発生するため、下記の手順にてメーカー製のドライバと差し替える必要がある。

  • ドライバ配布元
    http://www.realtek.com.tw/downloads/
    ネットワーク向けIC → Network Interface Controllers → 10/100/1000M Gigabit Ethernet → PCI Express → Software → Unix (Linux)Linux driver for kernel 2.6.x and 2.4.x (Support x86 and x64)

動作環境

  • CentOS5.0 x86-32bit
    マザーボード:GIGABYTE GA-MA78G-DS3H
    NICコントローラ:RTL8111
    ドライババージョン:8.006.00

導入手順

基本的な導入手順はソースコード添付のREADMEファイルを参照すること。

  • 組込み済みドライバの確認(通常は不要だが組込まれていた場合は削除)
    lsmod | grep r8169
    rmmod r8169
  • コンパイル・インストール
    tar xfv r8168-8.006.00.tar
    cd r8168-8.006.00
    make clean modules
    make install
    depmod -a
    insmod ./src/r8168.ko
  • 確認
    lsmod | grep r8168
    ifconfig -a

以上の手順でドライバの組込みは完了する。
NIC設定ファイルを生成し、ネットワークを再起動する。


添付ファイル: filer8168-8.006.00.tar 704件 [詳細]

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Last-modified: 2008-09-04 (木) 12:41:50 (5715d)