ボンディング(bonding)でNICを冗長化する のバックアップ(No.4)
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- 1 (2007-12-26 (水) 11:44:58)
- 2 (2008-09-06 (土) 00:20:51)
- 3 (2008-09-06 (土) 15:34:23)
- 4 (2010-07-18 (日) 00:43:17)
目次
概要 †
Linuxにて複数のNICを束ね冗長化・負荷分散を行う手順。
環境情報 †
OS | CentOS 5.3 |
NIC | Intel PRO/1000 MT QuadPort ServerAdapter |
作業方針 †
4ポートNICを使用し、1つの論理NICを構成する。
設定の手順は以下となる。
- 1) bondingドライバの組み込み
- 2) bondingポートの設定
- 3) NICとbondingポートの紐付け
bondingドライバのパラメータ †
bondingモジュールにて使用できるパラメータの一覧は次の通りです。
mode= — bondingモジュールに許可された 4つのポリシーの中から1つを指定します。このパラメータに有効な値は次の通りです。
- 0 —
耐障害性と負荷バランシングに対するラウンド ロビン ポリシーを設定します。ボンディングされたスレーブインターフェイスは使用できるものから順に、送受信を順次行ないます。
- 1 —
耐障害性に対するアクティブ バックアップ ポリシーを設定します。最初に使用できるボンディングされたスレーブインターフェイスによって送受信が行なわれます。ボンディングされた他のスレーブインターフェイスはアクティブなスレーブインターフェイスが失敗した場合のみ使用されます。
- 2 —
耐障害性と負荷バランシングに対する XOR (exclusive-or)ポリシーを設定します。この方法では、インターフェイスによって1スレーブ NIC の MACアドレスと受信要求の MACアドレスが適合されます。このリンクが確立されると、最初に使用できるインターフェイスから送信を順次行ないます。
- 3 —
対障害性用のブロードキャストポリシーを設定します。全ての送信は、全てのスレーブインターフェイスで送られます。
- 4 —
IEEE 802.3ad ダイナミックリンク集合ポリシーを設定します。同じスピードとデュープレックス設定を共有する集合グループを作成します。アクティブな集合体内の全てのスレーブ上で送信と受信をします。そして802.3ad 対応のスイッチを必要とします。
- 5 —
対障害性とロードバランシング用の送信ロードバランシング (TLB)ポリシーを設定します。外部への送信は、各スレーブインターフェイス上の現在のロードに従って配信されます。受信は現在のスレーブにより受け付けられます。もし受信するスレーブに障害があるともう一つのスレーブが問題のスレーブの MAC アドレスを引き取ります。
- 6 —
対障害性とロードバランシング用のアクティブロードバランシング (ALB)を設定します。IPV4 通信用の送信および受信ロードバランシングを含んでいます。受信のロードバランシングは ARP ネゴシエーションによって達成されます。
- miimon= —
MIIリンク監視の実行頻度を指定します。(ミリ秒単位) NICがアクティブかを確認するのにMIIが使用されるため、高い可用性が必要になる場合便利です。
【参考】
Red Hat Enterprise Linux 4: リファレンスガイド