[[OS関連]]~
~
目次~
#contents
*概要 [#qf1f1cd8]
Raspbery Pi 3BへのCentOS 8の導入と設定手順。~
*インストール [#o9c92e73]
**インストール元ファイルの入手 [#m501ef54]
配布元サイトよりイメージをダウンロードする。~
-配布元
[[山形大学:http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/linux/centos-altarch/8.1.1911/isos/armhfp/]]
-ファイル名
CentOS-Userland-8-armv7hl-generic-GNOME-1911-sda.raw.xz
**メディアへの書き込み [#d2dc768a]
1. 圧縮を解除
chmod 644 CentOS-Userland-8-armv7hl-generic-GNOME-1911-sda.raw.xz
xz -dv CentOS-Userland-8-armv7hl-generic-GNOME-1911-sda.raw.xz
~
CentOS-Userland-8-armv7hl-generic-GNOME-1911-sda.raw.xz (1/1)
100 % 715.9 MiB / 5,292.0 MiB = 0.135 45 MiB/s 1:57
~
以下のファイルが生成される。
CentOS-Userland-8-armv7hl-generic-GNOME-1911-sda.raw
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2. メディアを端末に接続~
3. fdiskコマンドにて接続したメディアの名称を確認~
fdisk -l
~
Disk /dev/sdd: 31.9 GB, 31914983424 bytes, 62333952 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
~
4. メディアにイメージを書き込む
dd if=CentOS-Userland-8-armv7hl-generic-GNOME-1911-sda.raw of=/dev/sdd bs=8192
~
677376+0 レコード入力
677376+0 レコード出力
5549064192 バイト (5.5 GB) コピーされました、 352.544 秒、 15.7 MB/秒
**起動 [#p93c41f9]
書き込み後、SDカードをraspberry piに差し込んで起動することでOSがインストールされた状態のシステムが起動する。(インストール作業は不要)
***ログインユーザ [#v141d744]
ログインに使用する初期ユーザは以下。
|ユーザ名|root|
|パスワード|centos|
初回起動時にユーザ設定を行う。
*初期設定 [#i9367eac]
**パーティションの拡張 [#j12b41c4]
イメージを展開した状態では最小限のパーティション容量で構築されるため、ストレージの全ての領域を使用するにはパーティション設定を書き換えて最大容量まで使用できるように拡張する必要がある。~
***パーティションの容量変更 [#y0896132]
以下の手順でパーティションサイズを変更する。~
-1. partedを起動
parted /dev/mmcblk0
-2. 既存パーティションの確認
(parted) p
様々な情報が表示されるが、重要な情報は以下の箇所となる。~
~
--ストレージ容量
Disk /dev/mmcblk0: 63.5GB
~
--/領域の容量
3 852MB 3000MB 2147MB primary ext4
-3. /領域のパーティション削除
(parted) rm 3
~
削除の可否が確認されるため、Ignoreを選択
Ignore/Cancel? i
-4. /領域のパーティション再作成
(parted) mkpart primary [開始位置] [終了位置]
~
前述の例では、開始位置は852MB、終了位置は63.5GBとなるため、以下のコマンドとなる。~
(parted) mkpart primary 852M 63.5G
~
可否が確認されるため、Ignoreを選択
Ignore/Cancel? i
~
partedを終了し、再起動する~
(parted) quit
~
# reboot
-5. パーティション拡張結果の確認
再起動後、パーティションのサイズが変更されていることを確認する。~
fdisk -l /dev/mmcblk0
/dev/mmcblk0p3 1665024 123992063 61163520 83 Linux
-6. ファイルシステムの容量拡張
この段階ではファイルシステムの容量は拡張できていないことを確認~
df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/root 2.0G 841M 994M 46% /
~
ファイルシステムの拡張を行う。
resize2fs /dev/mmcblk0p3
resize2fs 1.42.9 (28-Dec-2013)
Filesystem at /dev/mmcblk0p3 is mounted on /; on-line resizing required
old_desc_blocks = 1, new_desc_blocks = 8
The filesystem on /dev/mmcblk0p3 is now 15290880 blocks long.
~
拡張結果を確認する。
df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/root 58G 847M 55G 2% /
**ロケーション設定 [#kef0c0f1]
***タイムゾーン設定 [#xb57ef09]
-タイムゾーンをJSTに変更
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
**OSアップデートとパッケージ追加 [#x8d23453]
***OSアップデート [#u2c01555]
インターネットに接続できる状態で以下のコマンドを実行してOSのアップデートを行う。~
yum update -y
~
アップデートの完了後、OSを再起動する。~
reboot