*LinuxKernel 2.6系 コンパイル手順 [#m59f43d8]
#Contents

**入手先 [#g406f4e8]
-kernel.org~
http://www.kernel.org/~

-2.6系kernel~
http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/~


**kernelソースの取得と展開 [#d1f65295]
以下の手順で最新のkernelソースを取得し、所定の位置に展開してリンクを張り直す。

 cd /usr/src
 wget http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/linux-2.6.15.tar.gz
 tar xfvz linux-2.6.15.tar.gz
 rm linux
 ln -s ./linux-2.6.15 linux


**ディストリビューション付属kernelからの設定引き継ぎ [#pe774022]
ディストリビューションに含まれているkernelは独自のチューニングが施してある為、現行環境を維持する為には設定を引き継く必要がある。~
kernelの設定ファイルである.configをコピーし、makeコマンドにて設定の読み込みと設定内容の整合性調整をを行なう。~

 cd /usr/src/linux
 cp /usr/src/kernels/2.6.9-22.EL-i686/.config ./
 make oldconfig

新しいkernelにて追加された項目が表示されるため、必要なものを有効化する。~
現状を維持する場合は全てEnterにて飛ばしても構わない。~


**kernelパラメータの設定 [#oa6e4a11]
kernelパラメータの設定を行う。パラメータの設定はテキストベース、テキストメニューベース、Xベースの3パターンがあるため、使用環境に適したものを用いて設定を行う。

-テキストベース~
 make config

-テキストメニューベース~
 make menuconfig

-Xベース~
 make xconfig


**コンパイルとインストール [#wf7597dc]
kernelパラメータの設定が完了した後、コンパイルとインストールを行う。

 make
 make modules_install
 make install


以上の手順で/boot配下に新しいカーネルがインストールされ、GRUBの設定が更新される。

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