VMware vCenter Server on Linux 2.5 インストール手順 のバックアップ(No.4)
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- 1 (2010-08-07 (土) 23:25:58)
- 2 (2010-08-09 (月) 00:08:31)
- 3 (2010-08-09 (月) 00:11:43)
- 4 (2010-08-16 (月) 12:14:46)
目次
概要 †
技術プレビューとして無償公開されているvCenter Server on Linux 2.5のインストール手順。
vCenter Server on Linux 2.5は仮想アプライアンスの形で提供されており、これを展開して使用する形となる。また、使用するにはOracle database 10g Express Edition、Linux用のODBCドライバが別途必要である。
使用前の注意点として、vCenter Server on Linux 2.5はESXi 3.5まではサポートされてるが、4.0及び4.1は利用することができない。また、本来のvCenterが持つ機能を全てカバー出来ているわけではない。
インストールに必要なもの †
- vCenter Server on Linux 2.5
ダウンロードにはユーザ登録が必要。
配布サイトのDownloadを開き、使用許諾書のあとZipファイルもしくはOVMファイルをダウンロードする。
ZIP版
OVM版
- Oracle database 10g Express Edition
配布元サイトよりOracle Database 10g Express Edition (Universal) の最新版を入手する。
Linux RPMパッケージ(oracle-xe-univ-10.2.0.1-1.0.i386.rpm)
- Instant Client for Linux x86
配布元サイトよりバージョン10.2.0.3の以下2つのZIPファイルをダウンロードする。
Instant Clientパッケージ - Basic
Instant Clientパッケージ - ODBC
構築手順 †
vCenter Server on Linux 2.5のインストール †
- 1) ダウンロードしたファイルを展開
- 2) 展開したファイルを以下の手順でデプロイ
デプロイするファイルを指定
省略:ライセンス承諾など
仮想マシン名を設定
展開するデータストアを指定
仮想ディスクの形式を指定
接続するネットワークを指定
サマリーを確認
- 3) デプロイした仮想マシンを起動する
- 4) 起動すると以下の画面が表示される
ネットワーク設定 †
vCenterのネットワークを設定する。
Oracleのインストール †
基本的な導入手順は Oracle Database 10g XE on Linux インストール手順 を参照。
vCenter Server on Linux 2.5の仮想マシン内にインストールする場合、仮想ディスクの容量不足の問題が発生する。
このため、新たに1.5GB以上の容量がある仮想ディスクを作成し、/usr/libとしてマウントすることで解消する。
DBの作成 †
Oracle Database上にvCenter用のDBを作成する。
- 1) DBの作成は下記内容のSQLファイルを作成する。
vCenter.sql
CREATE SMALLFILE TABLESPACE "VPX" DATAFILE '/usr/lib/oracle/xe/oradata/XE/vpx01.dbf' SIZE 100M AUTOEXTEND ON NEXT 10M MAXSIZE UNLIMITED LOGGING EXTENT MANAGEMENT LOCAL SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO; CREATE USER "VPXADMIN" PROFILE "DEFAULT" IDENTIFIED BY "password" DEFAULT TABLESPACE "VPX" ACCOUNT UNLOCK; GRANT connect TO VPXADMIN; GRANT resource TO VPXADMIN; GRANT CREATE VIEW TO VPXADMIN; GRANT CREATE any sequence TO VPXADMIN; GRANT CREATE any TABLE TO VPXADMIN; GRANT execute ON dbms_job TO VPXADMIN; GRANT execute_catalog_role TO VPXADMIN; GRANT unlimited tablespace TO VPXADMIN;
Oracleのインストール先・管理アカウント等の設定は以下となっている。設定が異なる場合は正しい値に変更して実行すること
設定内容
DB名 VPX 保管場所 /usr/lib/oracle/xe/oradata/XE/vpx01.dbf 管理アカウント VPXADMIN 管理アカウントのパスワード password
- 2) 以下のコマンドにてSQLを実行する
sqlplus / as system @vCenter.sql
ODBCドライバのインストール †
vCenter Server on Linux 2.5へのODBCドライバのインストールは半自動化されている。
仕組みとしては、OS起動時に/root配下に規定名称のODBCドライバファイルの有無をチェックし、存在する場合は自動的にインストールする仕組みとなっている。
- 1) 以下のリンクよりODBCドライバのZIPファイルを入手
ファイル名を参照する仕組みのため、異なるバージョンでは正常に動作しないため注意
Instant Clientパッケージ - Basic
Instant Clientパッケージ - ODBC
- 2) 上記ファイルを /root へ保存する
- 3) OSを再起動する
- 4) OS起動時にODBCドライバの展開が行われ、設定が開始される
ODBCドライバの展開がOracle Databaseの起動よりも早いため、この段階で設定を行うとデータベースへ接続できず失敗する。
このため、この段階では設定は行わない
- 5) OSの起動完了後に以下のコマンドにてODBCの接続設定を行う
vpcxd_odbcconfig
- 6) ODBCの設定は以下
Virtual Appliance ODBC Configuration (For ORACLE only) 【DBのインスタンス名を入力】 Database instance name: XE 【DBのログインユーザを入力】 Database login id: system 【パスワードを入力】 Database password: Database password again:
以上にて、ODBCドライバのインストールは完了