2009年8月27日 ???

リビング用PC作成(1)

2ヵ月程前に37型の液晶TVを買いました。
最近のTVの例に漏れず、RGB x1 / HDMI x4とPCからの直接入力が可能な仕様です。(ダウンスキャンコンバータが必要であった時代から隔世の感があります!)
折角便利な機能がついているので、DVDプレイヤー兼映像ファイルの大画面再生用として、リビング用PCを作成することにしました。

まずは適当な筐体に安価なM/Bと余りモノのCPUを入れて、TVとの接続と出力の確認を行いました。

CPU : AMD Athlon64 X2 4850e
M/B : ASRock A790GMH/128M
ストレージ:OCZSSD2-1VTX30G(30GB SSD)

要求仕様段階で小型筐体に入れることを前提としていたためサイズ制限と消費電力制限がありましたので、拡張カードを使用しなくても必要な機能が確保できるように、購入当時では最高スペックのオンボードVGAを搭載したMicroATXサイズのM/Bを探しました。

画面出力はRGB/DVI-I/HDMIを持っている標準的な仕様でしたが、いざ使用してみるとHDMI出力時にある程度連続使用すると画面が表示されなくなる問題が発生しました。システムがハングアップしているわけではなかったので試行錯誤しましたが解決に至れず、結果DVI-IをHDMI変換して使用する変則的な使い方となりました。

また、起動時間の短縮・静音・消費電力の観点からストレージには常用系PCとしては初めてSSDを採用しました。
要求仕様は十分に満たすことができましたが、いかんせん容量が小さいため最終的には容量不足を補うためにデータ保管用としてHDDを一台追加する予定です。

総じて結果は良好であったので、試験は切り上げ本格的にリビング用PCの作成に着手します。

筐体は実家で過去数年間使用し、先日お亡くなりになったNEC製ホームサーバ AX300-Hを使用します。

寸法的には、高さは1.5U程度、幅と奥行きはATXのM/Bが収まる程度の寸法ですが、ドライブ類の取り付け部がある関係でM/BはMicroATXのサイズが限界となります。
汎用の3.5インチHDDとスリム型光学ドライブを1台ずつ取り付けられるスペースがあるため、これらを生かしつつ活用することとなります。また、電源は20pin ATX仕様ですが75Wしか出力が無いため、容量の大きい電源と交換する必要があります。

◆AX300Hの筐体(亡骸)
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◆筐体内部は二枚の基盤で構成され、中身はEPIA-5000らしい
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◆基盤を取り払うとそれなりのスペースがある
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◆フロントパネルの内側は専用品ならではの作りになっている
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